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父の日記

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

先日松本がお話当番で、お父様の蔵書を読んでいるという話をしました。とても心の温まるいい話でした。

その話を聞いて、フッと思いだしたことがあります。

私も小学6年生ぐらいから読書に目覚め、片っぱしから本を読んでいる時がありました。たぶん中学1年生ぐらいの時だったと思うのですが、自分の本や図書館の本では間に合わず、父の本棚から本を引っ張り出しては読んでました。

その時、本棚の奥から父の大学時代の日記を見つけてしまったのです。

勉強のこと
下宿屋の大家さんのこと
パチンコをしたこと
そして淡い恋心なんか書いてあって、
字が達筆で読めない漢字もいっぱいあったのですが、
ダメだと思いながら、父に隠れて読んでました!

それが父にばれてしまい、父は何も言わなかったのですが、
その日記は庭で焚き火と一緒に燃やされてしまいました。

今でもその父の後姿はよく覚えています。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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