BLOG&NEWS

情報へのこだわり

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

私たちの会社で何よりも大切なものは「情報」とその情報をどう生かすかという「知識(ナレッジ)」だと思っています。今日から数回に分けて、私の情報に関するこだわりについて、書きたいと思います。

まず「情報」は積み上げたものにこそ、価値があると思っています。つまりフロー型ではなくて、ストック型だということです。

例えばTOEICが750点の人がいるとします。その人が2年前に400点だったのに750点まで伸びた人なのか、700点で2年間で50点だけ伸びた人なのかで、同じ750点という情報は価値が違ってくると思うのです。

弊社では、社内に構築してある「派遣管理システム」で過去の情報をすべてストックしています。登録者の方がどのように弊社に登録して、受けていただいた仕事のフィードバックや、どのように成長されたかも、すべて記録しています。ハイキャリアも、そのことを念頭に、ストック型(過去のストックされた記事がいつでも読める)のサイトに構築しました。

そして情報に限らず、すべてのものが、積み重ねたもの、積み上げたものにこそ価値があると思っています。だからこそ、目の前のものをすぐに投げ出したり、すぐに新しいことに興味を持つのではなく、少しづつ経験を積み重ねていってください。

私たちの仕事も最初から1000枚の翻訳を依頼される訳ではありません。まず最初は1枚数千円の翻訳から、次は10枚、次は100枚という風に信頼を積み重ねて、最後は大きな仕事を任せてもらえるのです。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

END