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在宅勤務で思うこと6

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

緊急事態宣下が5月25日に解除され、それに合わせて本日6月1日より全社員オフィス勤務を再開しました。コロナ騒動でうっかりしていたのですが、テンナインは今日から20期目に入ります。いつまでも記憶に残る年になりそうです。

しかしコロナの第二波、第三波は必ず来ると言われています。またアフターコロナの世界では働き方も変わっていくでしょう。できるだけ準備をしたいと思いますが、まずはこの2ケ月間での遅れを取り戻すことだけを念頭に仕事をしたいと思います。

在宅勤務の期間は毎朝私から全社員に私が好きな世界の偉人達の名言をメールで送っていました。私はいつもポジティブな言葉が持つパワーを信じています。そして在宅勤務最終日、スタッフの一人が私が昔言った言葉を名言としてみんなにシェアしました。

「足元の火を消しながら走り続ける」

これは起業した当初の頃の言葉です。最初はないものだらけ。あれがない、これがないからできないと言い始めたら、いつまで経ってもスタートできません。足元が火事で燃えていても、小火のうちは前に進み、大火事になる前に消しながら走り続ける、そんな毎日を言葉にしました。

実はもう一つ私の名言があります。

「経営とは下りのエスカレーターを駆け上がるようなものだ」

会社経営とは下りのエスカレーターに乗っているような感覚です。階段を上がっても、上がっても、歩いているだけではいつも同じ場所。ましてや足を止めてしまったら、あっという間に一番下まで落ちてしまいます。駆け上がるぐらいの勢いがなければ、上には到達しません。当時とても悔しい思いをしたことがあって、夜中仕事が終わった帰り道、日テレ近くの長い下りのエスカレーターをヒールのまま駆け上がったことがあります。今ではいい思い出です。

在宅期間も色々ドラマがあったのですが、チームテンナインの絆を感じられた2ヵ月でした。アフターコロナの世界でも、みんなで知恵を出し合い、どんな危機でも乗り越えて行きたいと思っています。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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