BLOG&NEWS

虹の橋

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

このブログにも時々登場する天使という名前の愛犬アンディエルが、12歳と2ケ月14日間の犬人生を全うして今朝2時に静かに眠るようにお空に旅立ちました。リンパの癌で無治療だと余命1ヶ月と診断されたのが2019年12月。長い時間をかけてお別れを伝えてくれました。

とても不思議な感覚なんですが、最後はアンディと毎日会話していました。

「僕本当に食欲ないんだけど、今ササミなら食べられるよ」

と言われて慌ててササミを茹でたら2本食べてくれたり。

そして2日前、出勤の準備をしていたら「僕もうそんなに長くないから、今日は早めに帰ってきて」と言われていたので心のどこかで覚悟していました。最後は病院ではなくきちんと家で看取ろと心に決めていました。最後一緒にいれて良かったと思っています。

昨晩10時頃ドリンクヨーグルトを飲ませたら、美味しそうに一口、二口飲んで、「もうそろそろ寝ようよ」とアンディに言われた気がして、私もベットに横になりました。そして夜中2時「さようなら」という言葉を聞いて目を覚ましたら、アンディの体はまだ温かく旅立った直後のようでした。きっと最後の瞬間を私が見てしまったら、悲しむと思もってお空に昇ってから知らせてくれたんだと思います。

周りの友人達から呆れるほど溺愛していたので、アンディがこの世の中からいなくなる悲しみに、私自身が耐えられるのか自信がなかったのですが、何故か涙も出ず気持ちはしっかりしています。

アンディエルと過ごした12年間は本当に幸せでした。

沢山の愛をありがとう。虹の橋の向こうでブヒブヒ走り回っていると思います。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

END