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心地いいカフェ

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

私には女性起業家の友人がとても多いのですが、彼女たち一人ひとりの仕事への向き合い方や生き方に、毎日大きなエネルギーと勇気をもらっています。その中の一人の女性経営者の方が碑文谷に mo na caという名前のカフェをオープンしたということで、さっそく遊びに行ってきました。碑文谷は我が家からバス1本で行けることを発見し、久しぶりにバスに乗りました。近くには大きなイオンとか、オオゼキがあって、帰り道はちゃっかり夕飯のお買い物をして帰りました。

 その友人はジュエリーショップを経営していたのですが、長期間治療が必要な病気が発覚し、治療に専念される決断をされました。長年運営し、とても繁盛していたショップを閉じられるのは断腸の思いがあったと思います。

 「絶対に克服したいから治療に向き合う」と決断され、病院の近くにご主人と一緒に引っ越しされて、毎日リハビリに通われていたそうです。そして段々元気になられたと同時に、また何か新しいことをやりたいという気持ちがむくむくと湧いてきて、たまたま通院途中にいい物件があったからと、すぐに契約して未経験のカフェを始められました。

 とても居心地のいいカフェで、店内はとても洗練されたデザインでした。私はそのカフェを訪れて確信しました。きっと彼女には最初からイメージがあったのだと思います。それはお店のデザインだけでなく、これからの生き方とか、人生との向き合い方とか、将来のことを見据えたデザインで、カフェに隠れたいろんな仕掛けがありました。いい時も悪い時も無我夢中で働いてきて、大きな試練を前にしてふと立ち止まった時に、次のステージが見えてきたのかも知れません。

お料理もとても美味しくて、感激しました。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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