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別れが教えてくれること

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

別れは何気なく過ごしていた幸せな日々を深く知ることができる

マリーは私の友人からもとても愛されていて、たくさんのお友達からお花が届きました。

 

先週末ペットも埋葬してくれる近所のお寺でマリーの葬儀を行いました。マリーはたくさんのお花に囲まれながら、虹の橋まで道に迷わないように脚に虹色のリボンをつけて、天使の羽を背中につけて旅立ち、小さくなって私の手の中に戻ってきました。

 

実は先住犬と同じように移動式火葬車で見送るつもりで、ある葬儀会社に電話で問い合わせました。ただ希望時間が合わず、他のところに当たってみます伝えると、○○○と、○○○と、○○○はホームページは違いますが、全部同じ会社が経営しています。ホームページの入口が違うだけで同じ会社なので、その時間は空いていませんと言われました。

ビジネス的には正しいのかも知れませんが、なんだかとても悲しくなって、それで近所のお寺で葬儀をしてもらうことにしました。

霊安室に運ばれる時、昔よくお散歩していた芝公園を回って連れて行ってくれました。葬儀の間もずっと私たちの悲しい心に寄り添い続けてくれました。悲しい気持ちには変わりはないけど、どこか心に区切りが付きました。

今更ですが、先代アンディエルの時はきちんと供養できていなかったような気がします。

決心が付かず2年以上遺骨もまだ家の中です。

49日の法要をアンディとマリーでやってもらおうと思います。

 

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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