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憧れの街、サンセバスチャン!

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

サポートを受けずに走るというのがPBPの条件なので、レースの間の3日間は、サンセバスチャンに行く計画を立てました。ドイツ在住の通訳者が1日前乗りして待っていてくれました。このような仕事をしていると、その国、その国で仕事仲間に会えるというのも旅行の楽しみの一つです。

しかしシャルルドゴールド空港に着いてふと自分のチケットを見てハッとしました。今までサポートのことで頭がいっぱいだったのできちんと調べる余裕がなく、私が予約した飛行機はサンセバスチャン空港ではなく、サンセバスチャンから100キロぐらい離れたビルバオ空港に到着する便でした。急いでバスを調べてみると、空港からバスは出ているけど、チケットは窓口ではなく販売機で購入。その販売機はキャッシュは使えず、使えるのはスペイン発行のクレジットカードだけ。どうしたらいいの?

飛行機でたまたま隣に座ったサンセバスチャン在住の方に事情を説明し、チケットを代わりにクレジットで購入してもらい、キャッシュを払って無事最短のバスに乗れました。こういう図々しいサバイバル力はまだまだ健在でした。

やっとホテルに到着!

サンセバスチャンはずっとあこがれていた街、そして想像以上に素敵な街でした。

バルで食事をしたり、海を眺めたり、たくさん歩いたり。

レースの経過は気になっていましたが、20年ぶりのスペインを堪能できました。

 

 

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工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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