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たまにはインタビューされる側もいい〜PART II

ぺこたん

通訳・翻訳者リレーブログ

……というわけで、先週に引き続き、色々なところで、色々な方々に訊かれる質問を、集めてみました。

Q: 仕事をする上で、最も気をつけていることは?
A: メールでの依頼の場合、とにかく“即答”すること。外出先からも極力、即答。その為に全メールが携帯へ転送されるよう、設定してあります。スケジュールが見えていない場合にも、“もう少々お時間をください”と、とにかく即答します。

Q: 仕事をしていて、最も大変だと思うことは?
A: ㈰常に“追われている”感覚があること。旅先でも“何となく”気になっている自分に気づき、疲れることもあり。 ㈪予定がどんどん変わるので、プライベートの予定がなかなか立てられないこと。 ㈫忙しくなると、請求書を出すことを忘れてしまい、気がつくと凄い額が溜まってしまっている⇒催促をされる(原稿の催促はあまりされないのに…)。文字は大好きなのに、数字は大の苦手。方々に御迷惑を掛けっ放し。気をつけなければ…と常々思ってはいるのですが…。

Q: これまでの仕事の中で、最も焦った瞬間は?
A: ㈰大阪でやったインタビュー: 〆切迫っていた⇒⇒だから新幹線でとんぼ返りしなければならなかった⇒⇒でもそんな時に限って相手は酔っ払っていた⇒⇒だからインタビューがなかなか始められなかった。 ㈪別冊制作の為に、京都観光をした時: 竜安寺の石庭に魅せられた相手が、そこからなかなか離れず、その後のコンサートに遅刻しそうになったこと。余談ですが、それから約10年後のインタビューで、その時の想い出話で盛り上がってしまい、同じその相手は今度、その日のリハーサルに遅刻しそうになりました。1度あることは2度ある……などと言っている場合ではない…が……。

Q: 仕事をしていて、最も嬉しい瞬間は?
A: ㈰インタビューがとても上手く進行している時。このアーティスト〜ミュージシャンという人種、魅力的な人々が多いので、話をしていて、とにかく楽しい。 ㈪“日本のインタビューなら、ぺこたんに頼みたい”…と指名される時。本当に本当に、ありがたいことです。

Q: これまでされてきた質問の中で、最も驚いたのは?
A: “1日の内で勉強時間はどれくらい?”⇒⇒“勉強時間”など、特に設けてはいないので、返答に困ってしまいます。ただし仕事をする中で、“新しい発見”やら“反省点”やら常にあり、そこから“学ぶ”ことは多々あるので、そういうことは大事にしています。ちょっと臭いですが…。

Q: 最も頻繁にされる質問は?
A: “アーティストとは仲良くなれますか?”⇒⇒“仲良くなる”の意味がよくは分からないのですが、でも、離れ過ぎていても近過ぎていても、よいインタビューは取れません。“程良い距離間”を保てていること。これ、非常に大切なことだと思います。

Q: 特に大物が相手のインタビューの場合、緊張しませんか?
A: 大物とか新人ということを、特別意識することはありませんし、相手が誰であろうと、緊張はしません。と言うより、ヘンに緊張をしていては、思いどおりのインタビューは取れません。ただし、よい意味での緊張感は、ある程度必要だと思います。と言いながらも、初めてのインタビューは(20数年前)、ガチガチで情けなかったことを、今でもよく覚えています。
⇒⇒経験を積むほどに、心臓に毛がボサボサ生えてきます。

Q: 学校で専門的な勉強をしたことはありますか?
A: ㈰通訳——大学3-4年時に、同時通訳クラス。同時進行で、専門学校にも通いました。 ㈪翻訳——20代の頃に専門学校で、数年間。

Q: そういう専門学校に通った方が良いですか?
A: こればかりは、“ケース・バイ・ケース”としか言いようがありません。ただひとつ言えるのは、技術面以外にも、例えば“同通訳者とは、何する人ぞ”“この仕事は自分に向いているか”といったことは、はっきりと分かってくるので、それだけでも通う価値アリだと思います。実際にその職に就かなくても、その後の人生に役立つことを、数多く学べますし。
⇒⇒学校で学んだことで、無駄なことなど、ひとつもないと思います。

Q: では個人的に、同時通訳の勉強を通して何を得ましたか?
A: どんなことがあっても、動じないこころ(⇒⇒特にこれは、大学同通クラスの、“地獄の夏合宿”に感謝…です。はい)。

Q: そうやって学校にも通っていたのに、なぜ同時通訳者にはならなかったのですか?
A: 例えば、瞬時に言葉を解釈し、表現しなければならない仕事より、言葉とのんびり戯れたり、人とじっくり向かい合うことに、興味を持つようになったので。例えば、インタビューする人&インタビューされる人の間に立つ仕事より、直接インタビューし、起こして原稿にする仕事や、インタビューされる人のサポート役に徹する方に、断然魅力を感じる&性格上合っているので…。至って単純な話です。

Q: “アーティスト”“ミュージシャン”“プロフェッショナル”は違うなぁ…と思うところは?
A: 周囲にいる“凄い人たち”を見ていると、共通点があることに気づきます。それはみんな、死ぬ気で仕事に取り組んでいること。集中力&持続力が半端ではないこと。完璧主義者であること。仕事に関しては、自分に厳しく人にも厳しく、決して妥協しない、信念を曲げない、プライドを持っていること。常に先を見据えていること。楽しんでいること。そうして何よりも、凄い感性の持ち主であること。が、しかし…仕事を離れると、うって変って、結構ダラしない&そうとう適当だったりすること。そのギャップもまた、眩暈がするほどに…魅力的……か……??

Q: 言葉関連…翻訳や通訳以外のことをやるのに、抵抗はないのですか?
A: もちろんありません! 私が一生拘り続けたいのは、あくまでも“音楽”や“アート”であり、“これに向き合っている人々”を、私は心底尊敬していますし、大好きなので……。周囲にいる我々(のような職に就く者)などとは異なり、彼らは「ゼロから何かを生み出す人たち」。次元がまるで違う。本当に凄いと思います。ですからたまたまできて、かつ大好きな、“外国語”や“言葉”を使いながら、そんな彼らをサポートできることであれば、それが雑用であろうと、お守であろうと、愚痴を聞くことであろうと、“何でもござれ”…の心境なのであります〜(^−^)

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記事を書いた人

ぺこたん

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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