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HEAVEN & HELL + IRON MAIDEN=元気なベテラン勢

ぺこたん

通訳・翻訳者リレーブログ

昨今のハードロック&ヘヴィ・メタル界では、何10年も現役で活躍し続けているベテラン勢が、とてもとても元気です。
先日、そんなバンド2組と、仕事する機会に恵まれました。どちらも私が10代の頃から大好きだった、英国が誇る“元祖”ヘヴィ・メタル・バンドであります。

まずはHEAVEN & HELL(ヘヴン・アンド・ヘル)。
言わずと知れた元BLACK SABBATH(ブラック・サバス)の面々が、2006-7年に再結成したバンドです。
今回、新譜『THE DEVIL YOU KNOW』プロモ用に、メンバー4人、2誌分、計6本のインタビューをカヴァー。

“アルバムを作ろうという話が持ち上がったのは、実は一昨年の日本ツアー終了後、酒の席で盛り上がっている時。一気に決まってしまった”“今までにないくらいに、みんな凄い数のアイディアを持っていた。だから本当に安産だった”。

アルバム・タイトルは、“Better than the devil you know(知らない悪魔より知っている悪魔の方がいい)”ということわざから。つまり、“知らないことよりも知っていることに固執した方がいい”…という意味であり、日本語ではさしずめ、“知らぬ神より馴染みの鬼”…と言ったところか。

アルバムの出来があまりに素晴らしいので、次の作品の予定や内容について、思わず訊ねてしまったところ、“ニュー・アルバムだってまだ出ていない段階で、もう次の作品のことを訊くなんて!”…と笑われてしまいました。それはそうだっ。

新譜を引っ提げた長いツアーに、まもなく出るとのこと。再来日が待ち遠しい。またバンド内の雰囲気も、最高に良いようなので、元気で1日も長く活動し続けて欲しいものです。

なお、アルバムは本日4/29リリース。全10曲収録。相変わらずの重厚感&様式美溢れる、非常に“濃い”アルバムに仕上がっており、ファンならずともお勧めの1枚。安心して聴ける、大人のロックです。

そうしてもうひとつは、IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)。
1975年、スティーヴ・ハリス(ベーシスト)を中心に、英国イングランドで結成されたバンドです。
このたび、DVD『FLIGHT 666』リリースに当たり、ブックレット用翻訳を、ちょっとだけお手伝い。

この作品は、僅か45日で70,000キロ移動し、5大陸で23公演を行なった、2008年の“SOMEWHERE BACK IN TIME”ワールド・ツアーを記録した、ドキュメンタリー映画です。
移動手段は、バンドの為に特別製造されたボーイング757“Ed Force One(エド・フォース・ワン)”。乗り込むのは、バンドメンバー&クルー総勢約70名+機材12トン分。機長は、ヴォーカリストのブルース・ディッキンソン。彼はジャンボジェット機の免許を取得しており、来日時にも、その操縦ぶりが話題となりました。パイロットのユニフォームを着込んだその御姿は、ステージ上とはまたひと味違い、とても凛々しくカッコいい!
そしてこの“Flight 666”の行き先は、ムンバイ⇒シドニー⇒トーキョー⇒ロサンゼルス⇒コスタリカ⇒メキシコ・シティー⇒ボゴタ⇒サンパウロ⇒ブエノスアイレス⇒サンティアゴ⇒プエルトリコ⇒ニューヨーク⇒トロント。

オン・ステージ&オフ・ステージの様子や、メンバー・インタビューなどの映像満載。世界各国をバンドと一緒にツアーしているような、そんな高揚感を味わえます。

先日、同映像の一夜限りの映画館上映会があり、さっそく出掛けて参りました。
アメリカ、オーストラリア、ロシア、ハンガリー、ラトビア、スペイン、オランダ他、世界35か国での同日上映、日本でもここ東京以外に、大阪、新潟、広島、北九州の計5か所で上映されました。
会場には、幅広い年齢層のファンが集まっており、学生風にサラリーマン風にOL風にと、その雰囲気もまちまち。
彼等のデビュー間もない頃、80年代のコンサートには、バンドTシャツ&ビョウ&ブーツで全身黒…というお約束の出で立ちのファン集結。まとまり感&仲間意識が非常に強かったのですが、近年の会場の雰囲気は、随分と変わりました。
ハードロック&ヘヴィ・メタルも、間口が広がり、色々なタイプの客層に受け入れられるようになったのです。とても素敵なことだと思います。

なお、同DVD『FLIGHT 666』の限定版は5/27、通常版は6/3リリース予定。DVD1枚目は、ザ・フィルム(約113分)、2枚目は、ボーナス・ディスク(約102分)。日本を含む16公演で撮影され、楽曲17曲で構成された、ライヴの完全再現です。共通日本版特典として、メンバーによるツアー・ダイアリー(これが物凄くユーモラスで面白い!)、ツアー関係者コメント、歌詞、対訳収録の、豪華ブックレットが付いてきます。
更に、オリジナル・サウンドトラック・アルバムが、5/27リリース予定。こちらも嬉しい2枚組です。

それにしても、HEAVEN & HELLもIRON MAIDENも、彼等のようなベテラン勢に共通するのは、これだけの長い歳月を経ても、けっしてブレない姿勢と、その変わらぬ穏やかでユーモラスな人どなり。インタビュアーであるこちらを、楽しませようとするその気遣いに、いつも恐縮するやら、感動するやら…。

そんな彼等に、この場を借りて、こころからのエールを送らせて頂きます〜!

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記事を書いた人

ぺこたん

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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