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翻訳者がカードを作るには良いイスが必要な話

アース

通訳・翻訳者リレーブログ

先日、何年かぶりにクレジットカードを新しく作ろうと思い、久しぶりに手書きで申し込み書類に記入しました。なんともはや、ヘタクソな字…就職のエントリーシートだったら絶対これだけで不合格間違いなし。

それはともかく、ピカピカの新しいカードが届くにはまだ早いわね、と思っていたある日、外出から帰ってくると、留守電ボタンが点滅しています。「○○株式会社の○○でございます。クレジットカードお申し込みの件で(…)またお電話いたします」。

ま、まさか。そういえば、いままで「家族のぶらさがり(=家族カード)」でカードを作ったことはあっても、わたし自身が本人になったことはなかった…。「○○株式会社の○○でございます。お宅様にはクレジットカードなんぞお作りできません。もっと稼げるようになってから出直して来やがれ」と言われるのではないかと心配で、その日はまんじりともせずに夜を明かしました(ウソ)。

フタを開けてみたら、単なる確認の電話で、とりあえず安心。フリーランスの場合、自宅の電話番号しか記入していなければ、当然自宅に確認の電話がかかるわけですよね。会社員ならともかく、単に自営業というだけでは何をやっているのか分からないのだから、確認は当然でしょうか。

しかし…申し込み書類には当然ながら収入欄がありましたが、あれってウソつき放題なの? なわけないか。ってことで調べてみましたら、申し込み時に収入証明書が必須のところあり、キャッシングの上限を高くしたい人だけ提出が必要な場合あり、特に求められない場合ありと、いろいろのようです。今回わたしが申し込んだのは、各種割引目当ての流通系のカードなので、敷居が低いのかもしれません。電話でスラスラ答えればOKということのようでした(別経路で厳しい審査が行われているのかもしれませんが)。

ご参考までに、電話での確認事項は

・氏名
・生年月日
・正確な住所
・屋号の有無
・事業内容

でした。屋号と事業内容については申込書に欄がなかったので、その確認が電話の主目的でしょうか。

ところで、こういう公式な書類でいつも迷うのが、職業の欄。いえ、迷わないけど、違和感があるのが「自営業」という選択肢。「自営業」というと、どうしても八百屋さんや床屋さんや、その手の地に足のついた(?)仕事を思い浮かべてしまうからです。

いやいや、翻訳業だって立派に地に足のついた職業です! むしろ、一日中イスに座って画面をにらみつける、文字通り根が生えてもおかしくない仕事である、と思います。

ですから、イス。イスが極めて重要です(無理やりつなげます)。人間、人生の3分の1近くは眠っているのだから、寝具には気を使えとよく言われますが、同じ理由で在宅翻訳者は体に合ったイスを使うべきでしょう。実際、長い日には10時間以上座ることもあるのですから、少々高価なイスを買ってもバチは当たるまいと思います。で、4月から消費税が上がることもあり、先日上京した際に思い切って購入して参りました。

最初は、最低3軒くらいは回って決めようと思っていたのですが、最初に行ったワーキングチェア専門店でフルアテンドされたことに気を良くして、そこで決めてしまいました(単純?)。

ネットなどで調べても、「最低20分は座って決めろ」というアドバイスが多数あったので、物腰柔らかなおにいさんの丁寧な説明を聞いた後は、文字通り腰を据えて、あれに座り、これに座り。気の利いたことに机の上にPCが準備してあったので、そばにあったパンフレットの内容を実際に打ち込んでみたり。(余談ですが、お店に来ているお客さんが全員、いかにもフリーランスという空気を発散していておもしろかったです。わたしもそうなのかな…?)

いろいろ座ってみて思ったのは、欧米製のものは洗練された印象があるけれど、サイズが大き過ぎるということ。どれも座り心地はいいのですが、座面を一番低くしても足がぷらぷらしそうなものもあって、いったいどんな巨人が座るんじゃ、とブツブツ。左と右のアームレストの距離もやたら遠くて、まったく意味がありません。まあ、ちんちくりんのわたしと、180センチの大柄な男性とで、同じイスに座ろうとするほうがおかしいのですが。店の人も、女性は日本製を選ぶ人が多いとおっしゃっていました。

選ぶポイントとしては、全体的な大きさの他に、アームレストとネックレストの有無、座面と背面の材質(革張り、布張り、メッシュ)、各種の調節機能等々。材質に関しては、革は蒸れるし、布張りは汚れやすいので、メッシュにしました。

もともと使っていたイスにはアームレストもネックレストもなかったので、悩んだのですが、結局両方あるものにしました。実際に使ってみて思ったのは、ネックレストはともかく、アームレストは案外活躍するということ。机と同じ高さにすれば、手首だけでなく、腕全体を休ませながら打ち込むことができますから、疲れが段違いです。

earth37.jpgこれが購入したイスです。受注生産だったので、注文してから3週間ほど経って届きました。

写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、アームレストをお腹側にたぐりよせると言いますか、上から見てハの字の形にできるところもポイント高。キーボードを打つ場合、腕を並行に伸ばしたまま作業することはほとんどありませんから、とても便利です。それに、平行なアームレストでは、それ自体が邪魔になって体を机に寄せることが難しいのですが、ハの形にすれば、その点も問題なし。

ネックレストは、背中を後ろにもたせかけて原稿を読んだり、タイプしたりするときに、あるとないとでは大違い。さらに言えば、休憩時(昼寝時)にも大活躍します。普通の事務イスと違って、後ろにやわらか〜く倒れるので、そのまま寝てしまうことも可能です。もちろん仕事中は固定しておきますけれど。

earth38.jpgこんな感じです(オットのあきらくん客演)。

こうして見ると、大した収入でもないのに、なんともエラソ〜なイス…いやいや、健康や仕事環境への投資をためらってはな

りますまい。

昼寝環境を整えただけなんじゃないの?と言われないよう、そして絶対の自信を持ってクレジットカードを申し込めるよう、このイスに座ってキリキリ働きたいと思います。

追記:これを書いている最中に、無事、ピカピカのクレジットカードが届きました!これで夜も安心して眠れます。

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記事を書いた人

アース

田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。

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