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一駅歩けば罪滅ぼし

かの

通訳・翻訳者リレーブログ

 9月は何かとイベントの多い月だった。上旬の海外旅行に引き続き、国産機YS-11引退記念飛行で中旬は福岡にて一泊。下旬はお彼岸で私の田舎に帰省するなど、あっという間の一ヶ月だった。旅行先では現地在住の友人と久しぶりに会ったり、帰省先でも親戚との再会を喜んだり。ただその一方でおいしい料理をたくさん食べた結果、体が重くなってしまったのである。
 しかも9月には湿疹が再び悪化してしまい、運動もドクターストップ。脂肪を落とそうにも、スポーツクラブすら行けなくなってしまった。それで仕方がないので、せっせせっせと歩くようにしている。乗換駅の新宿から仕事場のある原宿まで、少し早足なら20分。明治通りの街路樹が程よい日陰になり、ちょっとしたセレクトショップなども通り沿いにあるので、歩いているとあっという間に着いてしまう。
 地元でもあえて一駅手前で降りるようにしたところ、一駅分歩くのが苦でなくなった。一駅と言っても歩いたところでせいぜい10分ぐらい。これならちょっと食べ過ぎたときの罪滅ぼしにはなるはずだ。二駅歩けば優に20分は超えるから立派なエクササイズになる。たとえスポーツクラブに行けなくても、まとまった運動時間がなくても、通勤の「ついで」に歩けば一挙両得だ。
 先日、とうとうビジネスバッグを新しいものに取り替えた。先代が磨り減ってきたのがその理由だが、新しいのはカメラマン仕様のバッグ。A4サイズの書類も入るし、ポケットもたくさん。ナイロン素材でとにかく軽い。このバッグにして以来、歩くのも快適だ。そしてもちろん、足元には歩きやすい靴。私は外反母趾に長年悩まされていて、とうとう行き着いたのがドイツ製健康靴メーカーのローヒール。サンダルで有名なこの会社の靴は、靴底の形や素材にとてもこだわっており、履き心地がとにかく良い。これさえ履いていればいくらでも歩けそうだ。
 そのようなわけで、最近の私は「一駅歩けば罪滅ぼし、二駅歩けばエクササイズ」をモットーに、健康維持に努めている。

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記事を書いた人

かの

幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。

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