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ねないこだれだ

とと

通訳・翻訳者リレーブログ

最近、就寝前に「めざましテレビ」を観るような昼夜逆転の生活がつづいています。できる限り、保育園に通う息子の生活リズムに合わせたいと思うのですが、昼間はなかなか仕事に集中できる時間を確保するのが難しいです。結局は自己管理の問題なのですが・・・。

幼児期の睡眠が脳の発達に大きく影響するという話を聞きました。セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が重要な働きをしているそうです。夜遅く寝る子は、セロトニンが十分に分泌されないため、情緒が不安定になりやすいとのこと。キレやすい子供が増えているのは、これが一因であるという説もあります。

自分の子供に殺されたくないので、わが家は息子を夜9時までに寝かせ付けるようにしています。おやすみの前には必ず、絵本の読み聞かせをします。特に最近は、せなけいこさんの「いやだいやだの絵本」と「あーんあんの絵本」のシリーズがお気に入り。貼り絵の手法で描かれた素朴なタッチの絵も楽しいのですが、ストーリーがちょっと変わっていて、大人の私が読んでも面白いんです。

夜遅くまで起きている子がおばけの世界へ連れていかれたり、怒ってばかりいるネコが風船になって空に飛んでいって帰ってこなかったり、決してハッピーエンドではないのですが、何とも不思議な読後感が残ります。子供を不安にさせるのではないか、という批判的な意見もあるようですが、こういうストーリーを楽しめるイマジネーションを育むことも大切ではないかと私は思います。

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とと

大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。

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