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はじめまして

とと

通訳・翻訳者リレーブログ

水曜日を担当させて頂く「とと」と申します。フリーランスの翻訳者になって十年になりますが、他の曜日を担当されている皆さんと違い、翻訳専業なので、ほぼ毎日家に閉じこもって仕事をしています。家族構成は文芸翻訳者の妻と1歳の息子がひとり。妻も自宅で仕事をしているので、四月から保育園に通いはじめた息子が、いちばん外の刺激を受けているという有り様です。
でも、その刺激が強すぎたのでしょうか。息子は予防接種を受けていたにもかかわらず麻疹にかかり、保育園を二週間お休み。ようやく完治したと思って、近所の公園でお弁当を食べていたら、今度は耳だれが……。中耳炎でした。一時は40度を超す発熱があり、楽しみにしていた保育参観も欠席せざるを得ませんでした。それより辛かったのは、発熱の間、息子の表情から笑顔が消えてしまったこと。現在は熱も下がり、笑顔は戻りましたが、念のため保育園を休んで抗生物質で治療をつづけています。息子が保育園へ通うようになれば、仕事がはかどるだろうと期待していたのですが、なかなか思い通りにはいきませんね。こんなとき、外で働くお母さんは本当に大変だろうなと思いました。
翻訳は在宅でできる分、他の仕事に比べて、子育てとの両立が比較的容易かも知れません。そんな理由で翻訳者になった人、あるいは翻訳者をめざす人も意外に多いのではないでしょうか。子供の成長をずっとそばで見守ることができるのも、在宅勤務ならではのメリットです。子育ては毎日が新しい発見の連続ですから。ジョン・レノンが「主夫」になった理由もわかるような気がします。でも、翻訳も子育ても、時間をかけようと思えばいくらでもかけられるので、時間を管理するのはなかなか難しいです。子供が保育園へ通い出したのを機に、規則正しい生活を送りたいと思っているのですが、十年もつづいた夜型の生活からなかなか脱却できません。だめですね。

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とと

大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。

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