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徒然なるままに…

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通訳・翻訳者リレーブログ

最近、この国の動向、この国で起こっている様々な出来事に触れるにつけ、何かこう、モヤモヤとした思いに駆られてなりません。

この国を覆う、重く陰鬱な空気。胡散臭い雰囲気。ギスギスした人間関係。
これはいったい何なのでしょう…。

“誰かと繋がっていたい”“みんなに分かって欲しい”
そう望むのなら、まずは自分から相手に積極的に歩み寄り、その思いをしっかり伝えなければ。そうしなければ、あなたの気持ちは伝わらないし、相手も心を開いてはくれないでしょう。
他者に対する思いやりや想像力を、育まなければ。
と同時に、ひとりの世界、自分と向かい合える、そんな強さも育みたいもの。

“友達探しにバーチャルな世界へ”
そうしてその“仮想空間”で展開されているのは、匿名者による匿名者に対する、重箱を突くような、執拗なまでの個人攻撃。殺伐とした世界。嗚呼。

“他人事ではない”
なんとも胡散臭い。
“まぁ取り敢えず今回は自分に降りかかった出来事ではないので、ひと安心だ”…という思いが、見え隠れしているような気がしてならない。
あぁ寒い。

“これだけ努力しているのに〜”
ひどく甘ったるい。言い訳、言い逃れにしか聞こえない。

“〜じゃないですか”
…って、何故わたしに確かめる? “〜だと自分では思います”…と、何故はっきり言わない! 自分の発言に自信がない? 責任を取りたくない?
いつも他人の顔色を窺ってばかり。他人任せ。
もっと自分で考え、自分で答えを出したいもの。

若者の海外渡航率の減少、貯蓄率の上昇。
おぉ〜、もったいない!
若い頃こそ、どんどん海外に足を運び、どんどんお金を使わなきゃ。そうして色々な人と出会い、色々な経験をし、色々な失敗をするのがいい。
それが後々の人生の糧になるのだから…。

“癒されたい”
現実逃避。あぁイヤらしい。
難題に直面したら、もっと正面からぶつかっていき、問題解決に挑むべきなのに。

“音楽に癒しを求める”
どうも落ち着きません、この言い方。だって音楽に対して、失礼でしょう! 音楽とは文字通り、“音”を“楽しむ”もの、“音”を“楽しく”感じること。人生や心を豊かにするもの。だから、音楽に逃げ込んで欲しくはないし、現在の“お疲れ気味社会”の中の胡散臭い流れに、利用されたくはないのですよ。

書店では、チャート上位入り作品を購入する人、増殖中?
本の好みは人それぞれ。十人十色。他の人が良いと感じても、自分もそう感じるとは限らないもの。自分の感性に合っていなければ、読む意味はないし、それはもう、時間とお金の無駄でしょう。
だいたい、みんなが同じ作品に、同じように感銘を受けていたら、物凄く不気味です。そんな社会、味気ないったらありゃしない。
もっと“自分”を信じて。自分の感性や思いを大切にすれば良いのに。

“品格”
“それ”を語った文章を読んでは納得すること自体、品格に欠ける気がしてならない。
だいたい“品格”って、なーに?
あぁ胡散臭い。

“セレブ”“〜ネーゼ”
薄っぺら。虚しい。くだらない。
誰かに踊らされてはいませんか?
素の自分は、どんな人?
分相応。それがいい。

“勝ち組、負け組”
誰かと比較し、そうして幸せを感じたり、不幸だと思ったりするなんて。嗚呼。
何とも空虚なお言葉。すべての悲しみの始まり。
ぺこたんがAさんになっても、幸せにはなれないし、Aさんがぺこたんになっても、幸せにはなれない。分かり切ったことでしょうに。
妬み、恨み、憎しみ。そんなの労力の無駄。疲れるだけ。心が貧しくなるだけ。
そこから新しい発想は、生まれない。

点数云々、成果主義。
あぁ辛い辛い。窮屈極まりない。
それじゃあ、心が病みますよね…。
“トップになる”。そこには、何がある? そうしてその後、何が待っている?

成績が落ちた?
だから、どうした! そんなことで人生、終わりはしません。案ずるに及ばず。
人間、得意不得意、生まれ持った特性や能力はあるもの。どうしたって。苦手なことは、どう取り組み、どう足掻いたって、どうにもならない場合多々あり。己の駄目な面を、潔く認めましょう。けっして恥じることはありませぬよ。無理しても、辛いだけ。だいたい、楽しくないでしょう? そんなもの、さっさと見切りをつけましょう。
←←ぺこたん、小3で算数(“数学”の前のヤツね)を見捨てました。それでもこうしてちゃんと(…たぶん…何とか…)社会人をやっています。
そういうことに時間と労力を費やすより、速やかに自分の得意分野、やりたいことを見つけ、そうしてそれにとことん集中した方が、どれだけ幸せか。
そういうことの許される、教育システムや社会であって欲しいもの。

仕事を通じて知り合った、その分野で活躍中の、才能溢れる素敵な人達。
彼等に共通するのは、早い時期に、自分達の“情熱を傾けられる分野”“心地良いと感じられる世界”を見つけ、そうしてその中で努力を惜しまず、自分に厳しく、邁進し続けてきたこと。
地位や名誉や他人の目やお金の為ではなく。
“自分の居場所探し”をしっかりやってきた人達。
一本筋が通っている。まるでブレない。あの信念、あの情熱。
そうして自分の行動に対する責任は、自分でちゃんと取るという態度。
かつ、とても謙虚。
幸せな人達。とても魅力的。深く尊敬します。

物事を複雑に考えるのはよそう。
そうして自分を大切にしましょう。そうすれば、他をも大切に出来ると思うもの。
それから、他との縁、関係、対話、思いやり、想像力。
その上で、誰もが他と比較せず、他の目を気にせず、内なる声に耳を傾け、自分の心地良いと感じる世界で、無理せず自分のペースでやってゆけたなら。
そうしたら、もっと豊かな社会、平和な国になるのに…。
そうしたら、人は幸せでいられるのに…。
これ、ごくごく単純な、そうして当たり前な話だと思うのですが。

……と、文章にすると、どうにも説教臭いわなぁ。そうして、とんだ夢見人に聞こえるかも知れません。
でも、でも……

♪You may say that I’m a dreamer, but I’m not the only one♪♪
“夢想家だと言われるかも知れないが、そんなのこの僕だけではないはず”

……と、ほらっ、あのジョン・レノンも、いつぞや“仲間”を募っていたでしょ?(笑)

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記事を書いた人

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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