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今、毛穴が熱い!(1)

まめの木

通訳・翻訳者リレーブログ

綺麗なお姉さんが好きだ。別に、危ない意味ではない。街中でパッと輝く女性がいると、『あの輝きは一体どこからくるのか?』としみじみ眺めてしまうのである。私が『美しい!』と感じ入るポイントは、世に山ほど出回っているファッション雑誌の評価基準やテレビの美人タレント、モデルさんのそれとは少し違う。だから、冒頭には“お姉さん”と書いたものの、実は70歳にはなっていると思われるご高齢の女性がさりげなく、控えめに立っているお姿を見ても、『ああ、かくあるべし!』と見とれてしまう。黙っていても優しさが表れている顔立ちや、雨の日に傘を差す手つきの優美な女性も大好きだ。私なんか、考え事をしながら黙って電車に乗っていたら、さぞかし感じ悪く映るんだろうな、眉間にシワを寄せたりして…と反省する。綺麗な女性を見る度に、『人間は本当にオンリーワンの存在なんだな〜』と感動すると共に、自分にも取り入れられる美しさならば、努力して手に入れてみたい、と思う。
学生だった頃は、『人間は中身よ中身、外見はどうでもいいのよ』と粋がっていたものだが、心のあり様が外見に影響を与えるのは周知の事実である。実際、私が美しいと感じる女性たちは皆、どこか自身を律している感がある。それに、私が『外見より中身!』と絶叫したところで、せいぜい犬の遠吠え程度にしかならないだろう。もちろん、外見の点について言えば、生まれ持った条件はあるが、両親から“いただいた”造作は変えられなくても、努力次第でなんとかなる項目もある。私が最近注目しているのは、筋肉と皮膚である。バレエの先生も言っていたが、例えば足がO脚だったとしても、筋肉のつけ方次第では、見た目にはそれと分からないほどまっすぐに見せることもできる。顔の筋肉についても然り、である。それについて先日、鏡を見て愕然としたのが、仕事の内容によって顔の大きさまで変わることだ。
(来週に続く…)

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まめの木

ドイツ留学後、紆余曲折を経て通翻訳者に。仕事はエンターテインメント・芸術分野から自動車・機械系までと幅広い。色々なものになりたかった、という幼少期の夢を通訳者という仕事を通じてひそかに果たしている。取柄は元気と笑顔。

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