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日本への帰省

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

先月は2週間ほど、日本に帰省していました。だいたい1年に1回、帰省するようにしています。帰省の一番の目的は、親の様子を見ることです。実家に滞在するので、普段はなかなかできないことを手伝うようにしています。今回はキッチンの窓枠のペンキを塗ったり、冷蔵庫を片付けたり、浴室の掃除をしたり、そして野菜多めの食事を作ったり、と大したことではありませんが、老夫婦ではなかなかできないであろうことをあれこれやってきました。

とはいえ、幸い、二人ともそれぞれ病気は抱えているものの、しゃんとはしてくれています。今回も、母親の作ったおにぎりをほおばったり、以前と同じように父親に車で駅まで送ってもらったり、娘として一緒に過ごす大切な時間を味わうことができました。

実家の花壇では、春の花が色とりどりに咲き誇っていました。

今回の滞在では、短い期間にいろいろな人と再会することができました。特に、会社時代の歴代の担当者たちとの集まりは、懐かしい話、そして知らなかったよもやま話などを交わして、まさに一期一会の貴重な体験でした。このイベントに合わせて、今回は帰省の日程を決めたのでした。私に声を掛けるために、わざわざNZまで電話してくださった上司に感謝です。

さらに、短い滞在中に、大阪の鳥獣戯画の特別展示、名古屋の歌川一門の浮世絵展、そして再び大阪のフェルメール展と、三つの展覧会に行くことができました。なんて、ぜいたくな時間でしょう。

そして、あちこちで、日本ならではのおいしいものをたくさん食べ、えっちらおっちら、持って帰ってきました。

トランクから出して、びっくり!の食べ物の量でした。

最後の日には、近所の神社で久しぶりに桜を見ることができました。

日本へ出発した日に、クライストチャーチのモスクでテロ事件が発生しました。世界の南の果ての小国でテロとは、驚きしかありませんでした。この事件が起きた週末は、オークランドの街も静まり返っていたそうです。

日々、平凡ながらも、家族でおだやかに過ごせることに感謝です。戻った先週から、さっそくやることがあれこれと山積み。帰省でリフレッシュできたので、また忙しい日々を元気に、楽しく過ごしていきたいと思います。

2週間留守している間に、庭はすっかり秋めいていました。パイナップルセージが真っ赤な花を咲かせています。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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