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日本への帰省

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 ただいま、日本の実家へ娘と一緒に里帰りしています。里帰りすると、娘は私が通っていた地元の小学校に体験入学します。初日は緊張していましたが、これで3回目なので、かなり勘を取り戻して、楽しそうに通っています。
 日本の小学校は、上靴に履き替えたり、給食があったり、毎日宿題ががあったり、子供たちが掃除をしたりと、とにかくあらゆる面がNZの学校と異なります。
 また、この時期には運動会という日本独特の行事もあります。NZでもAthletic Dayという日があって、子供たちが競技を楽しむ行事があります。しかし、日本の運動会のように、毎日練習を積み重ねて、家族がお弁当を持って(+ビデオやカメラ)、応援にかけつける、という大がかりなイベントではありません。
 一つひとつの驚きや失敗、楽しさが、娘の日本人としてのアイデンティティを確立する基盤となっていってくれればと思っています。
 そしてこの里帰りは、私が親孝行する期間でもあります。とはいっても、話を聞いたり、食事の準備を手伝ったり、洗濯物を取り込んだり、と、たいしたことをするわけではありません。
 ただ、離れてみると、しみじみと親のありがたさが分かり、できる範囲で子供として恩返しをしたいと思うのです。と同時に、両親の娘として、甘える時間でもあります。
 今年は思い切って5週間の滞在となったので、仕事関係では多大な迷惑を掛けています。フリーの翻訳者としてはあるまじき態度と、我ながら思います。でも、日本での時間は、私にとって、何物にも変えがたい大切なものなのです。

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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