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8年ぶりの冬の日本

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 8年前にNZに移住してから初めて、1月に日本に帰省しました。恐れていたよりは寒さも厳しくなく(実家は大阪郊外にあります)、ちょっとほっとしています。
 久し振りの冬の日本でまず驚いたのは、マスクをつける人の多いこと。このところ9月に帰省することが続いていたので、マスクの存在を意識することがありませんでした。NZでは、医療従事者以外でマスクをつけるひとはまずいません。もし日本の習慣のままにNZの街頭でマスクをつければ、「何事か!?」と注目を集めることまちがいなし。
 日本にいたころはなんとも思っていなかったマスク姿の人に違和感を覚える自分に、なんだかびっくりです。
 ファッションでは、フードにウサギの毛皮をつけているタイプが多いことを発見。我が家はウサギを飼っているので、「ああ、この流行でどれだけのウサギが命を落としたのか」と考えてしまいます。
 とはいえ、私はベジタリアンではなく、牛も鶏も豚も羊も魚もおいしく頂いているので、多くの動物の命を奪っているわけであり、身勝手に悲しく思っているだけですが。
 あと、サービス業のきめ細かさにいちいち驚かされます。空港からのバスで、到着予定時間がきめ細かく案内され、最後には「携帯電話のお忘れものが多くなっております。どうかお気をつけください」という、かゆいところに手が届くアナウンスまであって、「ああ、日本に帰ってきたなー」と実感しました。
 3歳でNZに移住した娘にとっては、物心ついてから初めての日本でのお正月となります。初詣に出かけたり、実家でついたおもちを食べたり、七草がゆを食べたり、お年玉をもらったりと、いろいろな経験を重ねています。
 あと3週間、いろいろ出かけて、いろいろな人に出会って、おいしいものをいろいろ食べて、日本生活を思いっきり楽しみたいと思います。
 
 

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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