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Tummy Bug

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 この間の土曜日、どうも10歳の娘の元気がなく、食欲がないので、おかしいと思っていたら、夕方から嘔吐が始まりました。夜にはほぼ15分おきに、摂取した水分をゲロゲロと吐きました。おまけに下痢も。
 あまりにもひどいので、ひょっとしたら食中毒かもしれず、それなら入院!?(日本の話だが、スーパーの総菜のかつ丼を食べて1週間入院したカップルを知っているもので心配だった)と思って、夫の運転で近所の24時間救急病院に行ってきました。
 土曜日の夜中で混んでいるかと不安でしたが、すぐに診てもらえたのは幸いでした。結果は、「Tummy Bug」でしょう、というもの。Tummy Bugという言葉は、特に具体的な病名ではなく、ウィルスやバクテリア、食当たりなどで、子供がお腹の調子を壊したときによく使う言葉です。日本語でいうと、「ウィルス性腸炎」が近いように思います。Tummy Bugという言葉を聞くと、なぜか私は、幼児向け番組「アンパンマン」に出てくる悪役キャラクター、「ばいきんまん」が浮かんできます。
 肝心の治療の方は、「子供には与える薬はない」ということで、まったくなしでした。せめて吐き気止めとか、気休めの注射とか、してもらえるかなあと思っていたのですが、子供には下手にそういう処置はしない方がいいとのこと。
 お医者さんによると、「たぶん24時間で症状は治まるから。運が悪くても、48時間以内には」とのこと。そして食べるものは、「Plain Toast(バターなどをつけないトースト)」と「Plain Boiled Rice(こちらはかなり米もポピュラーです)」、飲みものは、WaterまたはFlat Lemonade(気の抜けたスプライトなどの炭酸飲料)を摂取するように、とのことでした。
 まあ、とりあえず、入院騒ぎにならずによかったと帰宅しましたが、その日は朝まで、何回か嘔吐が続きました。そして翌日には、嘔吐はほぼおさまりましたが、39度の高熱が出てきました。
 水曜日夜現在、熱は下がりましたが、相変わらず食欲はなく、まだ本調子ではありません。せっかくの春休みなのに、この1週間は家で過ごすことになりそうです。
 それにしても、病院での問診票で、嘔吐のvomitingは書けたけれど、 下痢のdiarrheaのつづりがどうしても思い出せず、ごまかしました。いくら動転していたとはいえ、情けない。でも日本だったら、「嘔吐」が書けなかったかもしれません・・・。
 

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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