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日本の夏

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 日本は暑いみたいですね。こちらは冬で、私は今、フリースを着込み、ひざ掛けを使っているので、なんだか不思議な気持ちになってきます。
 NZでは夏(12〜2月)でも温度が30度を越えることはなく、湿度も低く、快適です。このため、家や日陰にいれば、真夏でも汗をかくということもありません。
 水曜日のぺこたんさん、子供時代にどこで過ごしたかは、暑さ、寒さへの対応力に大きく影響すると、個人的経験から思います。
 3歳からNZ暮らしの娘が5歳のときに、9月に日本に帰省したときのことです。空港に迎えに来てくれた父の車で実家に向かっていたのですが、あまりの暑さに、「車から出るー」と自分でドアを開けかけて(高速道路を走行中です!)、大騒動になりました。
 9月とはいえ、むわーんと湿気が高く、初春のオークランドから出発した身には確かにこたえました。おまけに一緒に迎えに来てくれた妹が冷房嫌いなので、エアコンが控え気味、さらに、チャイルドシートに座らされていたので暑さに拍車がかかり、「切れて」しまった模様です。
 それから数日間は温度調節がうまくいかないみたいで、娘の顔は真っ赤で、まるでゆでだこのようでした。その後は、通わせてもらっていた近所の保育所の運動会の練習も元気にこなしていましたが。
 ただ、大人になってからでも体は変化するようです。以前、ほかの翻訳者さんのブログで読んだのですが、スイスに駐在している日本のビジネスマンは、日本に帰ってから汗腺が夏の暑さに対応できるように、サウナを使って汗を流すよう、会社からのお達しがあるそうです。
 私、NZに来てから、汗だくになったことって、そういえばないかもしれません。運動といえば、近所を20分ほどウォーキングをする程度で、これでは夏でもちょっと汗ばむ程度にしかなりません。それに、サウナも苦手です。もしこのまま閉じ込められたらどうしようという気持ちがこみ上げてきて、じっとしていられないのです。
 ということで、もはや私の汗腺は機能停止状態です。ただでさえ、日本の夏は苦手で、夏ばてするタイプだったので、日本に夏に帰ることは、もはや不可能かも・・・。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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