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極めて個人的な究極のハッピー像

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 GWも終わってしまいましたね。皆様はGWをどのように過ごされたでしょうか。我が家では、メーカー勤務の夫は9連休。小学生である息子はカレンダー通り。そして私は…お察しの通り、通常稼動。それに加えて、家族サービス(?)。正直言って、普段以上に忙しかったのです。夫は仕事に理解がありますが、小学生の息子に向かって「あなたはGWでも私は通常稼動だから、遊ぶわけにいかないのよ」と言うわけにもいかず、たまの連休くらいお出かけするか(しかも、学校の宿題で「GWの思い出」なる作文も書かなくてはいけないのです)、と計画を立てることと相成るわけです。そうして、行きました。どれも日帰りの、比較的近場のお出かけでしたが、水族館やバーベキュー、J−リーグの試合観戦、保育園時代からのお仲間との食事会、そして自転車の練習のお付き合いなどなど。アウトドアの予定が多かったおかげで、ただでさえ日焼けを吸収しやすい体質の私、毎年GW恒例の、その年初にして最大の日焼けをまたしても記録してしまいました。この時期、突然お天気もからっと良くなる上に、紫外線が本当に強いのを実感してしまいます。毎年のことなんだから学習すれば良いものを、毎年出かけてから、「しまったー、去年もこの川原でTシャツ型にくっきり焼けたんだったー」と頭を抱えたりして、間抜けなことこの上ありません。そして、去年とは違うのが、実は仕事もたまってるんですという現実。昼間はやれ水族館だやれBBQだとはしゃいでみたところで、仕事は変わらず蓄積されています。唯一違うことといえば、追加の依頼が発生しないことくらいでしょうか。お出かけをした日であろうとも、夕方も近くなると段々自分が戦闘態勢に入ってくるのがわかります。すっかりお休み気分の家族には迷惑この上なかっただろうな、と今更ながらに反省です。でも、私も会社勤めをしていた頃は、依頼者の気持ちでいたんです。だって、普段自分たちがしない分の作業は、休みの間に完成していてほしいんです。休み明けになって、自分が本格稼動体制になったときに、しっかり、ぴかぴかに用意されていてほしいんですよね。以前は会社から依頼する側でしたが、今はその「休みの間に仕上げる」側になったわけです。あぁ、因果応報。でも今はその立場に回った分、子供の学校の平日の行事に参加できたり、会社で残業をして子供を待たせたりするのではなくて自宅で夜間に仕事を配分できたりしているわけですから、文句を言ったらバチがあたります。
 まぁ、そんなこんなで遊びも仕事もフル回転だったGW。楽しかったし、いい思い出も(ついでに作文も)できたのですが、それを終えた今、正直ちょっとほっとしています。これでやっと昼間は仕事に専念できます。今までと同様、何(例えば家事など!)をおいても仕事に集中したとしても、誰も文句も言いません。そこで、ふと思いました。私にとっての最高に理想のハッピー像ってどんなだろう—それは、休日とか、連休とかではなくて、日常のウィークデーの夕方、その日の納品の仕事は終わっていて、明日以降の仕事はまだ慌てなくても大丈夫だからその日の夜は仕事をする必要はなくて、でも来週か再来週くらいまである程度仕事の予定が入っていて(ここ大事です)、家族の誰も風邪を引いたりしてなくて、家族もそろそろ帰ってくる頃で、じゃあ、お気に入りのウェブサイトをぐるっと一巡りしたら、息子を連れて帰ってきて、ビールでも飲んじゃおうっかなぁ、っていうそんなときでしょうか。…書いてみたらとっても小市民的でした。お粗末でごめんなさい。でもこの小さなハッピーを目指して、毎日頑張ってるんです! こんな時は至福のときですねぇ。皆様はどんなときが一番ハッピーでしょうか…?

Written by

記事を書いた人

パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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