BLOG&NEWS

ドイツ軍団が次々と・・・

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

 先週の出張者のお客さんの通訳愚痴を
書く暇もなく、我が家には続々とドイツ人軍団が
やって来ています。

 本日から3日間は11歳のドイツ人女の子。
彼女は日本でしか育った事がないのですが、
お母さんがドイツ人、お父さんがイラン人、住処は
茨城の山の中と言う、ある意味特殊な環境です。

 毎年、夏休みと冬休みにうちにお泊りに来るのを
楽しみにしていて、もう7年目位になっているかな。

 預かり始めた当初は、ドイツ語で話すのが一番ラクだった
彼女。いつの間にか日本語に逆転していますが、
うちの相方と3人になるとドイツ語だし、パパが入ると
ペルシャ語だし、日本人の方が増えると日本語。
もちろんこれに英語圏の方が入ると英語で話します。

 そんな11歳、私は他に知りません・・・。
それも日本の田舎の学校に普通に保育園から行っているのに。

 1年に1回はドイツで約1ヶ月間、現地の学校に
両親が行かせているようですが、きちんと完全に使い分け
それぞれの言語の読み書きが出来るとは本当にあっぱれ。

 そんな彼女に最近は、あれってドイツ語で何て言ったっけ?
と私が聞く様になってきています。まずい、まずい。
ちょっと前まではそれが逆だったのに!
 
 このスーパー小学生と今晩は
南イタリアの家庭料理、
「サルティンボッコ」を作りました。
生ハムの牛肉巻きです。(生ハムを塩コショウした牛肉とバジルの葉、とろけるチーズで巻き、小麦粉を塗してオリーブオイルで焼く。
最後に白ワインとバルサミコ酢で軽く蒸して出来上がり)

 このお料理、国籍・年齢を問わず大好評。
来月に入ったらまたドイツ人が3週間我が家にホームステイ。

 間に翻訳地獄が入らないことを祈るばかりです・・・。

 

 

Written by

記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

END