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サイゼリアとカルピス

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

  2.3年前から来日ドイツ人の間で流行中なのが、
実は題名通り、サイゼリアとカルピス。

日本食接待攻めの最中にドイツ人ゲストを連れて行くと、
皆ほっとしつつ、非常に驚くサイゼリア。

  カルピス数年前からかなり浸透しつつあるかな。
ドイツ国内の日本食品店でも買える様になった。

サイゼリアに関しては、営業時間の長さ、安さ、
メニューの見易さ、コストバリュー、味の均一性など、
どれを食べても当たりハズレなく美味しいし、
チップも要らずこの安さってどうなってるの?!と皆感嘆する。

 円安な今、彼等ヨーロッパ圏の人間にとって
ずっと世界一物価高と言われて来た日本のイメージが
見事に嬉しい悲鳴と共に覆される。

 つい先日もも四人でランチで2500円弱と言う値段と、
ドリンクバーのシステムに感動していたドイツ人ゲスト。

 私のドイツ人相方曰く、
ドイツでドリンクバーのシステムを取り入れたら
レストランは破産するとの事。
ドイツのレストランは量が多いので、お料理代だけではなかなか
利益が出ず、飲み物代やチップで稼いでいる状況だから
ドイツでは不可能に近いシステムだと相方は分析。

 そう言われて見れば、飲み物代が高いドイツでのレストラン、
飲み物を頼むのに慎重になっている人が多いかも。
だから日本ではお水やお茶、おしぼりがサービスで無料と言うのにも
よく驚かれる。

 私が勝手に15年前に説明しやすいからと、
訳をアレンジした「ヨーグルト水」ことカルピスにも
かな〜りはまっている今回の仕事相手先、ドイツの宝石彫刻家達。
お好み焼きはジャパニーズ・ピッツァとmitziアレンジ訳。これも好評。

 今回のお仕事は
「東京国際ジュエリーshow・IJT2008」
での、あるドイツブースにて商談通訳。
急病人が出たり、かなりバタバタで今回はしんどかったです・・・。
次回はそのドイツ人急病人の日本での対処のお話を。

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記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

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