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お正月行事

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

ここ数年、お正月行事としては『24』の最新シリーズのイッキ見、をやっていたのですが、今年は正月を待ちきれず年内に見始めてしまいました。今シーズンは傑作! なのはいいのですが、正月に室内に引きこもって行なう活動の目玉がなくなってしまって、どうしようと思っています。もちろん、何冊か読む本はありますが、何というかシリーズでいっきに、みたいなことをしたいし……。
父が元気な頃は実家でそろってやる百人一首がメーンエベントだったのですが。百人一首をやらなくなった最大の理由は、読み手であった父が亡くなったからなのですが、私たちが高校生の頃、冬休みの宿題だった百人一首の暗記、というのを七歳下の妹の年代からは、やっていないので、上の句だけで札を取れる人が存在しなくなってきて、さらに二十代より下の人たちは、古典すらまるで学んでいないので、字札のひらかなすら読めないから、というこの遊びの根本を揺るがす事態になってきていることにもあります。私の年代にはなかったのですが、姉の年代までは、冬休み明けにクラス対抗で百人一首大会があったようです。同じ高校なんですけど。母が通っていたのは、その隣の高校で、そこでも同じようにあったみたいなので、戦後数十年で徐々にフェイドアウトしていったわけですね。まあ、百人一首という遊びがなくなったって、どうってことはないのかもしれませんけど。ちなみに義兄たち、うちのダーリンとも、まったく百人一首など覚えた記憶がないようですが、これは地域的なもの、それとも理系な彼らは古典への思い入れが少ないから、あるいは彼らが単にバカだから? 昔『エースをねらえ!』にも、百人一首をするシーンがあって、尾崎さんの、「おー、おー、覚えさせられたっけね」というせりふがあったので、全国的に百人一首は覚えるものだと思ってたのですけど。
ニンテンドーDSに読み手してもらおうかな。

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記事を書いた人

仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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