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通訳と美食

Hubbub from the Hub

通訳・翻訳者リレーブログ

日本に戻って約2ヶ月。帰国するといつものことではありますが、どうも胴回りが長くなってきた様子。普通はアメリカにいるとハンバーガーやステーキの毎日で、どんどんと体重が増えるようですが、私はその逆。大抵アメリカに到着して2ヶ月間で5キロ位減り、日本に戻って1ヶ月間くらいで5キロ位増えるのです。日本の食事はやはり、美味しいですから。しかも家族と住んでいるので、家にいると自然に3食出てきてしまう。アメリカでは完全に自炊ですから、不規則な食生活で、栄養に偏りはあるものの、カロリーの摂取量は非常に少ないのです。ステーキを焼くのは面倒ですから、自然とお米を炊いて、日本から大量に持ち込んだふりかけで食事を済ませてしまったりします。

生活スタイルも同様。アメリカは車社会だから太る、というイメージが強いですが、実際には街中に住んでいると常に徒歩か自転車。自分の研究室まで片道40分かけて自転車で通っていました。しかし日本ではどうしても電車を使います。今日は六本木、明日は相模原、その翌日は丸の内、そして来週は横浜、とあちらこちらへ行って体を動かしているようですが、結局は電車移動。しかも大抵は駅からタクシーの利用が許されています。

通訳という職業もお腹周りには悪影響。1日中座りながらのお仕事です。動く時は休憩時間位。ブースの中でパートナーからチョコレートをもらうこともしばしば。アメリカの大学で教えていた時には、なかなか来ないエレベーターを使わずに5階の研究室まで階段を使い、75分間の授業はずっと立ったまま。もちろん本を読んだりするときは座っていますが、図書館から大量の本を持って帰るのもそれなりの運動です。それに加えて、授業の合間にジョギングをしたり、ジムに行ったり。通訳だと、そうは行きません。しかも昼食に豪華な仕出し弁当を頂いたり、ディナーに誘われれば、目の前においしそうなご馳走が並びます。

いくら外的要因のせいにしても、結局は自己管理能力次第。なかなか誘惑に勝てず、苦労しているのです。とりあえず5月末に焦点を設定し、帰国時のお腹周りに戻すのが当面の目標です。

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Hubbub from the Hub

幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。

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