BLOG&NEWS

自律しなくちゃ

the apple of my eye

通訳・翻訳者リレーブログ

来月から小学3年生になる息子が、日曜日からスキー合宿に出かけている。3泊4日も親元を離れるのは彼にとって初めてのこと。幸い、仲良しのお友達と一緒に行っているので心細さはあまり無いだろうが。
意外にもというか案の定というか、心細いのは親の方だったりする。
何と言っても生活時間にメリハリが無い。
朝、彼を学校に送り出すために人並みな時間に起きているが、その必要が無いとなると、だらだらと8時過ぎに起きたってかまわない。いや、たまたま今週の前半はずっと9時からPCの前に座ってなきゃならない仕事を入れていたから良かったようなものの、これがなければきっと10時起きなんてことになっていた。
いつもは5時まで学童クラブで過ごして帰ってくるので、息子が帰ってくる頃をめどに仕事をいったん切り上げるよう作業の時間配分をしている。それを気にせずどんどん仕事をしていると、捗りはするが切り上げどころが分からなくて、気づいたら外は真っ暗でお腹が空いてしまっているのに、流し台には朝食と昼食で使った食器がそのまま。
食事も作る気がしないし、食べる時間もいつだっていいとなると、全然気合が入らない。挙句の果てに、息子と一緒に行っている子のママと誘い合わせて、夕飯を駅前の居酒屋で済ませてしまった。パパたちの食事は完全に無視である。
散らかすやつがいないはずなのに、部屋の中も妙に散らかっている。読みかけの新聞、朝飲んだコーヒーのマグ、洗いあがった洗濯物、片付けてちゃんとした生活空間にしようと思うための動機が無いのだ。いや、ほんとはそんなことに大仰な動機など不要なはずなんだけど。
在宅で仕事をしていると、一日中家から出ないこともある。息子が出入りするとか、息子の空手のお稽古のお迎えに行くとか、そういう用事もないとなると、玄関から一歩も出ず、あ〜ミルクが足りないんだけどと思いつつ、それを買いに出かけることすら億劫に。パパとも完全にすれ違いで、仕事の電話以外で誰とも話さなかったりもする。
思えば、妊娠とほぼ同時に在宅の今の仕事を始めたので、子どもがいるのが当たり前の生活の中でずっと仕事時間をやりくりしてきた。子どもにかかる時間の制約がなくなれば、確かに実働時間は増えるのだけれど、しっかり自分を律して生活時間を組み立てないと、だらだらずるずるとPCの前に座ったきり、非常に不健康な生活になってしまうこと必至だ。数日ならまあ何とかなるが、長期的には全くよろしくない。
あら、そんなこと当たり前よと言われそうだが、今回気づいただけでもマルということにしたい。子どもの自立も大切だが、自分の自律も考えなくちゃ。

Written by

記事を書いた人

the apple of my eye

日本・米国にて商社勤務後、英国滞在中に翻訳者としての活動を開始。現在は、在宅翻訳者として多忙な日々を送る傍ら、出版翻訳コンテスト選定業務も手がけている。子育てにも奮闘中!

END