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レーシックをご存知ですか?

the apple of my eye

通訳・翻訳者リレーブログ

商売道具の一つである大切なもの。目。
とかく疲れがちになる。朝からずーっとPCの画面とにらめっこしていると、夜にはしょぼしょぼ。コンタクトを外してメガネに切り替えても、何となく肩が凝るし。
先日の人間ドックでは、機械式の視力検査でマークそのものが見えないときがあり愕然とした。開いてるのが右か左か上か下かというレベルの話ではなく、あのマル自体がそこにあるのかどうか分からないのだから。
しかもそろそろ花粉症の季節。痒くなったり目やにが出たりと、さらに不具合になる。
ブルーベリーがいいらしいとサプリメントを摂ってみたり、目のツボはここらしいと首の後ろを押してみたりするが、劇的によくなるわけはない。
ところが劇的によくなった人がいる。
レーシックという手術を受けたのだ。
レーシックとは、LASIK と書いて、laser assisted in situ keratomileusis の略である。
プロゴルファーのタイガー・ウッズがこの手術を受けて有名になった医療技術だ。
簡単に言うと、近視の人の細長く伸びちゃってる角膜を削って、正常な屈折、正常な視力に戻すというものだ。
レーザーで角膜を切るというのだからチョット怖いが、ここ1年間で知り合いにこの手術を受けた人が増えた。そして経験者として異口同音に「世界が変わった!」と言うではないか。
もちろん病歴や職業などの理由から受けられない人もいるらしい。
そして年齢も。
この手術で治せるのは近視だけ。早い話が老眼は治りませんよということだ。だから既に老眼の人や、目前にその時が迫っている人などには「できないことはないが、享受される恩恵が限定されるのでお勧めしない」とか。
う〜ん、ここは思案どころだ。
ちなみに、この医療技術には健康保険は効かないが、もちろんちゃんと厚生労働省の認可は出ている。使用されるレーザーの機械も認可を受けたものに限定されている。
だが、これに関する情報が厚生労働省のHPには見つからない。アメリカのFDA(食品医薬品局)にはちゃんと「Lasikについて」という独立したページがあり、認可されている機械の一覧や、Q&A方式での情報提供など、とても充実している。18歳未満は受けられないことや、空手などの格闘技をする人で顔や目への打撃を受ける確率が高い人にはすすめられないといったことも書かれている。
え? うちの息子の空手の先生や大人の道場生さんたち、何人か受けてたけど?

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記事を書いた人

the apple of my eye

日本・米国にて商社勤務後、英国滞在中に翻訳者としての活動を開始。現在は、在宅翻訳者として多忙な日々を送る傍ら、出版翻訳コンテスト選定業務も手がけている。子育てにも奮闘中!

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