ENGLISH LEARNING

「取り組む」はこう訳す

ハイキャリア編集部

あなたはどう訳す?通訳者も悩む日本語表現

みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は『取り組む』です。

普段の仕事や生活の中で、常に何かに取り組んでいますよね。「取り組む」を英語で、と言われるといくつかの表現が思い浮かぶ方がいらっしゃるかと思いますが、そのニュアンスの違いまでご存じでしょうか。
今回は、『取り組む』の3パターンの英語表現をご紹介します。

(1) 「彼女はクライアントからの緊急の用件に取り組んでいます。」
She is working on an urgent request from the client.
● work on = (仕事や作業に)取り組む
work onはクレーム対応であればwork on handling the complaint、新システムの開発であれば、work on developing the new systemと、知っておくとビジネス上で何かに「取り組む」シチュエーションのほとんどを表現できる便利な単語です。

(2)「皆様のこの数か月の取り組みに感謝しております。」
I’m grateful for all your efforts over these last several months.
● efforts = (時間や労力をかけて)取り組む
effortsは、環境問題や職場環境改善、新規事業の立ち上げなど時間や労力をかけて何かに取り組むというニュアンスがあります。

(3)「問題が発生したら、全員で一丸となって取り組みます。」
If a problem arises, we all need to band together to tackle it.
● tackle = (問題を解決すべく)取り組む
tackleはissue、problem、difficult situationsなど、ネガティブな状況を解決すべく取り組む、というニュアンスがあります。似た表現にwrestleがありますね。tackleは単に「問題を解決する」というニュートラルなニュアンスである一方、wrestleにはこれまで経験したことがないような難題に頭をひねらせるような精神的な苦労も含まれます。

 

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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