INTERPRETATION

第41回 銀杏に学ぶ

原不二子

Training Global Communicators

 秋深い東京の景色は黄金の銀杏の葉で華やかです。側を通っていて思うのは、同じように見えてそれぞれ個性があること。大きさも同じくらいで、等しく陽が当たっているように見えるのに、葉が早く色づくもの、しぶしぶ色づいているとしか思えないもの、全くその気配がないものなど、DNAが異なるのか、それぞれに個性があるのでは、としか言いようがありません。

 銀杏に個性があるのなら、私たち通訳者も個性を押さえるのではなく、多いに発揮すべきだと思います。遺憾なく個性を発揮してこそ、その人らしいコミュニケーションができるのではないでしょうか。              

原 不二子

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原不二子

上智大学外国語学部国際関係史研究科博士課程修了。 祖父は「憲政の父」と呼ばれた尾崎行雄、母は「難民を助ける会」会長の相馬雪香。母の薫陶により幼い頃からバイリンガルで育ち、21歳の時MRAスイス大会で同時通訳デビュー。G7サミット、アフガニスタン復興会議、世界水フォーラムなど数多くの国際会議を担当。AIIC(国際会議通訳者協会)認定通訳者で、スイスで開催される世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)、ILO総会の通訳を務め、最近では、名古屋における生物多様性(COP/MOP)会議、APEC女性リーダー会議、アジア太平洋諸国参謀総長会議、ユニバーサル・デザイン(IAUD)会議、野村生涯教育センター国際フォーラム等の通訳を務めている。

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