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採用活動しています

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

最近コーディネーターの採用活動をやっています。毎日会社説明やコーディネーターとはどんな仕事なのか説明する機会が増え、初心に戻っています。

採用の基準はいくつかあるのですが、私は特に目力の強い人、そしてスポンジのように、新しいことを吸収してくれそうな人というのが採用の基準です。

目力は心の強さを表すと思います。なぜならコーディネーターは、か・な・り・のストレスにさらされるからです。

どんなストレスかというと、

◎時間配分が自分でできない。
突然クライアントから急な依頼が入ったり、資料が予定の時間に届かなかったり。

◎自分のミスが自分に返ってこない。
人間誰でもミスは犯します。でもコーディネーターのミスは、自分に返ってきません。通訳・翻訳者に迷惑をかけたり、お客様に跳ね返ります。それは本当に辛いです。

◎板ばさみになる。
お客様と登録者の板ばさみになって、どっちの言い分もよく分かったりして、本当に辛い時も多々あります。

◎完璧な黒子です。
会議を成功させても、素晴らしい翻訳を提出しても、「素晴らしいコーディネートでしたね」とほめていただくことはありません。

でも通訳現場、翻訳の99%の成功の鍵は、私たちコーディネーターが握っているのです。お客様の本当に求めているニーズを引き出して、最適な人材やリソースを手配すること、また通訳者や翻訳者が最高のパフォーマンスを出せる環境を創造すること、それがコーディネーターの仕事です。

確かに時間の予定が立てられない仕事ですが、私は16年間、プライベートな時間も十分楽しんでいます。板ばさみになても、黒子だとしても、本当にこの仕事をやっていてよかったと思うことばかりです。

厳しさと楽しさがわかってくれて、共有できる仲間をもっと増やしていきたいと思っています。もうすぐ皆様に新しい仲間をご紹介できると思います。よろしくお願いいたします。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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