BLOG&NEWS

価格は誰が決める?

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

20世紀から21世紀になって、いろんなことが変化しました。
まず20世紀、価格はメーカーが決めていました。
原価+適性利益=価格だったのです。

でも今は電化製品を正価で買う人は誰もいないように
21世紀、価格はユーザーつまり市場が決めています。

顧客は「この商品(サービス)にこれだけの対価を払っても欲しい」と思わなければ
お金を払いません。

これは通訳や翻訳にも当てはまります。
個人の通訳料は翻訳料も、本人が決めているようですが
実は市場が決めているのです。市場つまり顧客です。

この通訳だったら、これだけの通訳料を払っても仕事を頼みたい!
次に仕事があったら、絶対同じ人をリクエストしたい!

Willingness to payを高めることが必要です。
つまりそれだけスキルを上げることです。

私達コーディネーターも
市場を常に見なければなりません。

私達のサービスが、本当に今市場に必要とされているのか?
今どのようなサービスが求められているのか?

市場を見るということは
常にユーザーの一番近くにいるということなんですね。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

END