BLOG&NEWS

奇跡の連続

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

今年の夏に11歳の誕生日を迎えるアンディエルですが、シニア犬とは思えないぐらい毎日元気いっぱいです。悪戯をするのが生きがいのような、やんちゃなフレンチブルドックです。ただ長旅の疲れが出たのか、東京に戻った後体調を崩してしまいました。

早朝にリバースして、がたがた身体が震えていました。立ち上がっても足元もおぼつかない様子。慌てて抱きしめて体をさすってあげました。もうこの世の終わりというような顔つきで見上げてきます。耳掃除が嫌いでいつも噛みつく勢いで怒るのに、その日は無抵抗。ぐったりしています。明らかに普段とは様子が違うので、病院が開くのを待って連れて行きました。外に出ると少し元気になって、やっとご飯も食べてくれました。

健康な時には気づかないことが、病気をするとよく分かります。とにかく毎日健康でいることは、当たり前のことではなく奇跡の連続だということです。私はこの年代になったからこそ、感謝の気持ちを忘れないようにしています。病気やケガはいつでも、誰にでも不意に襲い掛かってきます。たからこそ1日、1日がかけがえのない日々で、キャンプ場で見上げた夜空の星のようにキラキラ輝いています。そんな大事な1日を例えば小さいことにくよくよするのはもったいない。

愛と夢に満ちた毎日を送ることが大事だと思います。最近よく自分に自問自答しています。「今日は誰かに愛を与えることが出来たのか?」「今日は夢のために何か一歩前に進めたのか?」そして今、私は持てる限りの全ての愛をアンディに手向けています。お蔭さまで少しずつ元気になりました。

Written by

記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

END