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空・花火・大地

ぺこたん

通訳・翻訳者リレーブログ

空——

それは、
その時々、その時間帯により異なり、
同じ表情を見せることは、
けっしてなく。

空の色も、雲の形も、
ほんの僅かな間に、
なにもかもが、変化する。
太陽、月、星々、
ときの流れと共に、
踊り手は、刻々と変わりゆく。

日暮れ時までの間、
自然の織り成す、色彩舞台。
空と、空が包み込む風景が、
こんなにも、美しいとは…。

そのひとつひとつ、
その瞬間瞬間を、
このこころに、しっかりと、
焼きつけておこう。

花火——

今年は、
いつもの年とは、
こころ模様が、少しばかり違う。

此の国の、此の国民の、
これまでのこと、
そうして、これからのこと、
色々なこと、思い巡らせながら、
空の舞いに、魅入る。

それは、
華々しく、打ち上げられるも、
瞬く間に消えゆく、儚き芸術。
そこに残るは、辺り一面に広がる、
白煙ばかり。
それが消えるのも、待たずに、
夜空へと、ふたたび、
次の花火が、送り出される。
その繰り返し。
そうして、最後のひと玉が上がり、
残煙を眺めながら、
その余韻に浸りつつ、
帰路へと就く。

それは、ほんのひと時の宴。
とても大きくて、
とても賑やかなもの。
それだけに、
すべてが終わったあと、こころに残るは、
満たされ感と共に、
なんとも言いようのない、
うら淋しさ。

大地——

此の国の、
大地の色、緑の色、
それは、とても柔らかで、とても穏やか。
人々と自然が、
向かい合い、想い合い、解け合う。
それは厳しくも、優しい存在。
此処で、暮らせるひとは、
とても幸福、そう実感する。

自然の織り成す美、
これに勝るものは、そうそうない。
そのことを意識するにつけ、
自然が、此の地球が、
より愛おしく感じられ、
慈しみの情が、より一層増す。

この美しい大地を、
愚かな人間の、生み出したモノで、
汚しては、断じてならないと、
改めて思う。

Written by

記事を書いた人

ぺこたん

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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