BLOG&NEWS

Thank You For The Music♪

ぺこたん

通訳・翻訳者リレーブログ

この仕事をやっていて、いや、正確に言えば、音楽の世界にいて、もっとも心躍り、幸せ感じるのは、第一線で活躍中の、才能溢れるプロのアーティスト等と出会い、親しくなり、さまざまな話を聞ける瞬間です。もうこれに尽きます。

インタビュー相手のミュージシャンは、言うまでもなく。
それまでは、いちファンとして敬愛していた人達と接し、興味深い話を聞き出し、そうして原稿書きなどを通して、彼等を少しでもサポート出来ることの幸せ。
彼等のマネージャー、レコード会社ディレクター、パブリシスト等関係者も、プロ意識の強い、個性的で興味深い人達ばかり。

いち音楽雑誌愛読者だった時代、崇拝していた“雲の上の存在”だったような編集者やライター等とも、いまではメール友達であり、一緒にライヴへ行ったり、ご飯を食べに行ったりしています。
何とも贅沢な話。今後とも大切にしたい関係です。

先日も、とても素敵な出会いがありました。
前々からその人の作品には、関心を持っていました。私の憧れの地に足を運び、心に響く作品を生み出している人。
その個展に、先日行く機会に恵まれました。
展示されていたのは、独特の光&色世界&温度をもった、個性的な雰囲気を醸し出す作品ばかり。期待どおり、いいえ、期待以上の、とてもとても素敵な個展でした。

幸せ気分の私は、その思いと感謝の気持ちを、直接伝えようと、会場入口にいらした御本人の元へ。
その瞬間、“あややっ〜〜!!”…と直観したのです。
はい、“同じ匂い”がしたのです。そう、“同じタイプの音楽を聴いてきた人”が放つ匂い…と言うのでしょうか。あははっ。分かり辛いですよね。でも、本当に感じたのです、この鼻で(笑)。初対面であるにも拘らず。不思議な話ですが。でもこれが結構、分かるものなのです。
実はこの“同じタイプの音楽を聴く人”、いそうでいない。街中を歩いていても、出会える確率はそう高くはない、特異な“種族”でありまして…。

と言うわけで、御本人に確認したところ、はい、“思い切り図星”でした。それも、今どき珍しい“超ド真中”…です(笑)。
…と言うわけで、そこからはもう、いきなり“音楽談義”突入です。
ついでに同世代、そうして同じ“夜な夜な原稿書きしている人種”と言うこともあり…で。
ですから話は自然と弾みます、目一杯脱線します、そうして長くなります(笑)。

とにかく、この話がとても新鮮で面白いのです。それはそうです。こちらとは異なる世界に長年身を置き、第一線で活躍中のプロフェッショナルですからね。凄いオーラを感じます。
それに加え、音楽に対する思いの、深く熱いことと言ったら、もう〜!

実はフリーになり、関わる分野が広がった分、元々大好きだったタイプの音楽をフォローし切れていない、見失ってしまっている面もあり…でして。
ですから、今回の音楽話をする中で、今更ながらに、自分の音楽ルーツ、心底好きなものを思い出し、非常に新鮮でした。
こういう素敵な出会い、本当に嬉しいですね。

それにつけても、物づくりに従事する職人や芸術家の、何とまぁ、感受性の豊かなこと! 色々なことに気づかされます。
それは季節の移ろいだったり、牧歌的な風景だったり、花々の美しさだったり、空の色合いだったり、空気の匂いだったり、詩的な文章だったり、抒情的な映画だったり……。
理屈や理論やアカデミズム、頭で考えるのではなく、心と身体で感じること。
目に見えるものしか信じないのではなく、目に見えない世界にも思いを馳せること。
直観を働かせることの大切さ。
物事に対する拘り。情熱。ぶれない信念、変わらぬ想い。
強いプロ意識。
こちらの世界観も広がり、心がとても潤ってきます。

才能溢れる個性的で魅力的な、愛すべきアーティスト達。
そんな彼等との出会いに、心からの感謝〜!

ABBAの名曲ではありませんが、まさに“Thank you for the music♪”……の心境なのであります。

Written by

記事を書いた人

ぺこたん

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

END