BLOG&NEWS

雪ってたいへんしょ?

アース

通訳・翻訳者リレーブログ

今回はお祭りの話をするつもりでしたが、タイムリー(?)な雪の話に急きょ変更します。先週末の大雪で、いろいろと大変な思いをされた方が多いのではないかとお察しします。

東京で20センチ降ったらそりゃ大変だろうなぁとは思うものの、それが1ヵ月も2ヵ月も続くような地域に長年住んでいますと、テレビの大騒ぎを見ながら、つい苦笑(失礼)。とはいえ、わたしも、年間を通じてほとんど雪の降らないところで育ちましたので、大雪だ大雪だと言われても、つい「なめがち」になる気持ちは分かります。

しかし。雪、決してなめてはいけません。特にまずいのはノーマルタイヤでの走行。スタッドレス(スノー)タイヤをつけていても滑るときは滑りますので、ノーマルなぞ何をかいわんや、です。徒歩なら自分一人がコケるだけで済みますが、車は人を巻き込みますものね。うっすらとでも積もり始めたら、滑ると考えたほうがいいです。

それから、車の屋根の雪は少量でも下ろしておくべし! スキー場帰りだかなんだか、うれしそうに(?)屋根に雪を載せたまま走っている車を見かけることがありますけれど、あれも非常に危ないです。ブレーキを踏んだとたんに、屋根の雪が一気にフロントガラスになだれ落ちることがあり、2、3秒、視界が遮られるんです。時速40キロ出していたら、2秒で22メートル進みます。恐ろしいことです。

って、臨時講義はここまでにしましょう。さて。

わたしの暮らす北陸地方の積雪量は、太平洋側よりはぐんと多く、東北の日本海側や北海道と比べると少ないのですが、そこそこ苦労はあります。

よく「雪かき、大変ですよねェ〜」と、いまいち実感のこもってない(失礼)ねぎらいの言葉をかけられますが、実際たいへんです。もっとも夏は過ごしやすいですから、とりあえず甘んじて受け止めております。ハイ。

雪かきに必要なものは、時間。体力。根性。そして道具です。

earth31.JPGまずは長靴。雪が靴の中に入らないよう、口の部分をヒモで縛れるようになっています。冬の間は、どこに行くにも結局この長靴で通したりします。スーパー等でも、男女を問わず、結構な割合でこの種の長靴を履いているのを目にします。ヒールは、まず間違いなくコケます。てか、車での移動が必須のこの地域、運転できない靴はそもそもボツです。

earth32.jpg雪かき道具はこんな感じ。紫色のスコップだけで済めばいいのですが、なかなかそうはいかず、赤い方も使用します。これは最も小型のもので、もっと巨大なのもあります。「スノーダンプ」とか「ママさんダンプ」とか呼ばれています。なぜ「ダンプ」なのか、なぜ「ママさん」なのかはまったく不明。

紫色のスコップでそこそこ雪を集めて、赤いダンプで遠くまで持っていきます。家の近くには、たいてい、除雪車が積み上げた雪山がありますので、そのふもとあたりにチマチマ積み上げます。

earth33.JPGこんな感じ。人と車と比べると、だいたいの高さが分かるでしょうか。一階の屋根の高さくらいはありそうです。

それでも我が家は公営団地で(相対的人口密集地)、家のすぐ目の前まで除雪車が入ってくれるので、相当楽な方であると思います。幹線道路から脇道に入り、100メートルほども奥に進んで初めて家がある、しかも一軒だけ、というようなお宅ですと、役場の除雪車は入ってくれません。よって、すべて自力で雪かきせねばなりません。もっとも最近は超小型の除雪機があって、安いものですと数万円くらいなので、そういうのを使っているのでしょう。それでも大変だろうなぁ、と思います。

そう、雪国になくてはならないもの。それはスコップでも根性でもなく、除雪車です。

除雪車というのは要するにブルドーザーですし、巨大な鉄のチェーンを巻いていますので、走っているだけで大変な音がします。しかも、運転手が乱暴な人だったりすると、大きなシャベルを道路に下ろすたびにぐわんぐわんすごい轟音+地響きがします。さらに大雪の場合ですと、朝の交通に支障が出ないように、午前3時とか4時頃から除雪作業が始まったりしますので、寝ていることは到底不可能。たたき起こされます。それでも、大雪注意報や警報が出るたびに、そんな時間から除雪車を走らせてくれる皆さんには、感謝です。

除雪車の映像(youtube3分程度。音が出ます)

上記リンクは、2年前に撮影した除雪車の映像です。この日何度目かの除雪で、夜8時くらいだったと思います。こんなふうに、昼夜を問わず、民家のすぐ前を巨大な除雪車がゴーゴー走ります。

こうして除雪車が去っていった後、何はさておき、外へ出て「後始末」をします。除雪車は圧倒的なパワーをもって大量の雪を持っていってくれますが、道路の端まではなかなか難しいですし(運転手さんによってけっこう上手下手があります)、どうしてもショベルから雪がこぼれ落ちてしまいます。そういう部分を人力で処理するわけです。

実は、除雪車がこぼしていった雪は、この世のものとは思えないほど重い物体になります。たまに直径30〜50センチほどもある雪玉が残されるのですが、持ち上げることはおろか、転がすこともまったく不可能。しょうがないのでスコップで少しずつ削っては運び、削っては運びします。

めんどくさいとか寒いとかいって、しばらく放っておこうものなら、どんどん固まって、いよいよ運ぶことも破壊することもできなくなります。よって、除雪車が去った直後に対処せねばならぬ、というわけです。幸い、わたしは自宅で仕事をしていますので、除雪車の音を聞いたらすぐ外へ出て待機する癖がつきました。

そういえば、誰も口にしたことはないでしょうけれど、この場を借りてわたしは主張したい。雪国は、暖かい地域に比べて暖房費がかさみます。それは経費に含めることができますけれど、「雪かきの時

」も経費に入れたい。実際、雪がひたすら降り続くときは、朝と夕方に加えて、昼間も何時間かに一回は雪かき、なんて日もあるわけで。その時間は仕事ができない、すなわち立派な機会費用だと思うんだけどなあ。

って、これは余談でした。(え、最初から最後まで余談?)

ともあれ、雪の季節は楽しいこともいろいろあります。雪といえば雪だるまですが、プラスチックや発泡スチロールの「雪だるま型」があるのをご存知でしょうか。それで雪だるまをいっぱい作って並べてみたり・・・

earth34.JPG雪がいちばん多くなる2月初旬、特に激しく雪が降り続く日には、決まって「ウソ」というかわいらしい鳥が団体さんで飛来します。わたしの仕事場から外を見ると、この山桜の木がすぐに目に入るので、いまの季節、まだかな、まだかな、と気もそぞろ・・・

earth35.JPGでもやっぱり、花より団子かなー。先月に続いて、食い物で締めくくります。

earth36.JPG先日、スーパーでこんなカニを目にしましたので、つい写真を撮ってしまいました。泡を吹く毛ガニ680円。お買い得ですよ。 なぜ裏返しかって? だって表にしておいたら、テケテケ逃げていってしまいますもん。

Written by

記事を書いた人

アース

田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。

END