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オペレーション・ブラックベルト発動

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

趣味で空手をやっているのだが、何だかんだで僕もいよいよ昇段審査である10人組手に挑む時期になってしまった。入門してから5年半、休み休みの稽古だったため、普通の人の倍以上かかっている。

問題は、いまだに自分が昇段審査=黒帯に挑む実感がわいていないということ。どこまで精神的に甘えているのか、とも思う。

そんなわけで、恐らくは9月初旬になるであろう昇段審査まであと1ヶ月半ほど、自分なりに「黒帯」のイメージを描いてそれに向かって努力してみたいと思う。

最近とにかく飲む機会が多く、なんだか人間奈良漬のような状態で、メタボにも大分磨きが(?)かかってしまった。そんな状態にカツを入れるべく、先日、以前は毎日こなしていた筋トレのメニューを久々に一通りやってみて、その後ジョギングコースをこれまた久々に1周してみた。

当座は「ん?こんなもんか?意外となまってないじゃないの」などと思っていたのだが、翌日になりバッチリあちこちが筋肉痛。それでも軽く上半身の筋トレなどやってみたが、帰宅が遅くなったのでそれ以上メニューをこなすのは断念。ストレッチだけして寝たが、やはり体と頭はバランスよく使わないといかん。余りにも体を使わなさ過ぎた。

動かしてみると気持ちが良いんだから、やはり何らかの形で体を動かすことを取り入れていこう。

さて、まずは所属する道場の先輩方を観察した上で、僕なりの「黒帯」の定義をしてみる。

1 勝ちパターンを持っている
→この形になれば絶対、という勝ちパターンがあり、そこへの誘導方法も知っている

2 負け戦の戦い方を知っている
→負けるときでも「むざむざ」負けない。もてるものを最大限出し尽くす。そして、次回の戦いにその経験を生かせる

3 辛い顔を見せない
→組手も人生も甘いわけがない。同情を買うようなことはしない

4 不言実行
→自分のやるべきことを、淡々とこなす。「評価されることが目的」ではない。だから周囲の雑音にも影響されない。

5 気持ちに余裕がある
→強いからこそ優しくなれる。細かいことにキリキリしない。明るい人情派。しかしその裏で目標の洗い出しとスケジューリングはバッチリ。だからこそ慌てない。

思いつくままに列挙したので、集合的に見て重複があるような気もするのだが、まだ増えるかもしれないので暫定的にこれで一まとめとしておこう。

とりあえずは体作りから。そして、日々の記録をしよう。なんだか一刻も早く今学期が終わってほしい気分で、学期末に向けて倒れこむような感じで日々を送っているが、これはよろしくない。日々を惰性で過ごしている、というか、連日落語の三題噺的な授業をやっている証拠だ。

現状把握の意味でも、後の参考にするためにも、データを記録しておくこと。そんなところだろうか。

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いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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