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スポーツクラブに行く理由

かの

通訳・翻訳者リレーブログ

 体力づくりも仕事のうち。スポーツクラブへ定期的に通うのは私にとって生活の一部だ。マシンジムはほとんど使わず、もっぱらスタジオクラスのみだが、汗を流すことでストレスを発散できる。最近は仲間も増えて、メンバーからエネルギーをもらっている。
 私の通うクラブはフリータイム制。いつ来てもいいし、どのレッスンに出ても構わない。気楽な反面、通う意志がないと挫折する。
 入会したのは娘が生まれて数ヶ月たったとき。お気に入りのクラスも見つかり、しばらくせっせと出かけていた。しかしそのインストラクターが産休に入ってしまい、それを機に「なんとなく」行かなくなってしまった。
 せっかく運動するようになったのに、ダラダラした日々へ逆戻り。毎月会費だけは引き落とされてゆく。スケジュール的に行くことはできた。でも「今日は雨だから」「掃除しなきゃ」「ちょっとだるいし」と行かない理由を何かと心の中で正当化する自分がいる。数ヶ月たったころ、心配したクラブのスタッフから電話があった。しかし「今、仕事が忙しいので・・・」とテキトーに言い訳してしまった。
 入会を勧めてくれた夫には「もうお金がもったいないから退会する」と宣言した。しかし「いや、気が変わって再入会となったら、また手続きが面倒だよ。もったいないかもしれないけど、続けたら?」との返事。毎月1万円をドブに捨てているようで、早く何とかしなきゃと焦っていた。
 おサボリ開始から8ヶ月。ある日ふと「また行ってみようかな」と思った。これといった理由はない。ただそう思っただけ。でもしばらくご無沙汰していたので面倒くささのほうが先にたつ。しかしとりあえず出かけてみた。参加したのは格闘技系クラス。特に狙ったわけでもなく、たまたまやっていたのだ。
 出てみたら目からウロコだった。ノリノリの音楽に合わせてパンチやキックを繰り返す。初心者でもOK。たった30分のクラスだったが、汗がどっと吹き出た。気分爽快。「スポーツクラブってこんなに楽しい世界だったのか!」と思った。
 以来、スポーツクラブ通いは続いている。私が続けている理由は3つ。レッスンが楽しいこと。インストラクターが魅力的。そして終わったあとの爽快感。これが継続のポイントだ。
 英語学習を含め、どんな習い事も、この3つのどれかがあれば続けられると思う。

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かの

幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。

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