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秋深し・・・

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 オークランドは秋まっさかり。今年の夏はほとんど雨が降らず、秋になっても晴天続きで、来夏の水不足が心配されています。酪農地方では動物たちを間引かないといけない、といった厳しい状況にあるところも。オークランドは少なくとも今のところ、水の使用が制限される、ということはありません。ただ、水が不足すると、何が困るって、電気が足りなくなることです。ニュージーランドは非核宣言をしており、発電の60%以上が水力によるものなのです。停電が何度も起きたり、電力不足が心配されても、この方針が変わることは当分なさそうな感じです。
 とはいえ、暑すぎず、寒すぎず、さわやかな気候を楽しむには最適。今、ニュージーランドを訪れておられる観光客の方々は、非常にラッキーです。
 そんな秋も深まる今日このごろ、仕事の合間に、着々と(遅々とも言う)冬を迎える準備をしております。
 まず、扇風機を昨日、しまいました。ようやく。毎年、ほとんど使わないのですが、それでも1年に数回、蒸し蒸しとして不快な日があります。その時のために出しているのですが、暖房器具と入れ替えです。
 そして、リビングの窓の隙間を埋めました。毎年、冬になると寒い、寒いと思っていたのですが、ふと見ると、カーテンが揺れている。そう、隙間風です。窓と窓が重なっている部分の上から下まで、大きな隙間が空いており、そこからピューピューと風が吹き込んでいたのです。しかも、我が家のリビングは海に面しており、非常に風が強い、ときたもんだ。
 ちょっと思案して、梱包に使ういわゆるプチプチ(日本語では正式には、「気泡性緩衝材」や「気泡緩衝シート」。ちなみに英語では、本来は登録商標である「BubbleWrap」や「AirCap」)で、上から下まですきまを埋めてみました。すると、冷え冷え感が緩和され、非常に過ごしやすくなったのです。やったあ。というか、この家に住んでから3年目の冬にようやく気づくか。
 で、今は栗の渋皮煮に挑戦中です。鬼皮をむいて、重曹を入れて煮立てているところ。これをあと2回したら、ようやく砂糖を入れて煮詰めることができます。
 あと、2階のテラスでエンドウ(英語ではSnow Pea)、カブ(Turnip)の種をまき、苗を育成中(種で庭に直接植えると、鳥がほじくり返して食べてしまう)。我が家のウサギのCandyが朝のお散歩中に味見しようとねらっているので警戒が必要ですが、今のところ、すくすくと育っています。
 もう少し大きくなったら、庭に植えて、今年の冬はカブ三昧の予定。あくまでも予定ですが。カブはなかなかいい状態のものが店ではない上に、たまたま日本の品種の種をホームセンターで見つけたので、非常に楽しみにしております。あと、夏にトマト(こちらではトマトの値段が高いので、毎年、必ず植えます)、しそ(一般には売っていないので、庭で育つ夏だけ堪能します)、Runner Bean(日本ではあんまり見かけたことがないような気がしますが、すくすくと大きくなってくれる栽培が簡単な豆。エンドウと同じで、サヤごと食べるのが一般的)を植えていたところを耕して、冬野菜の苗(特に必須なのは水菜。こちらではMizunaでサラダに人気があるが、スーパーで束では売っていない)を調達して、植える予定。
 さらに、花壇にはパンジーの苗とムスカリの球根を植えましたが、アネモネは冷蔵庫で眠っています。オークランドでは暖かすぎるので、こうやって冷蔵庫に何週間か入れて、冬だと思わせる必要があるのです。5月に庭に植える予定。
 ということで、食べたきゃ、自分でやるしかない生活の私は、ちょっと栗の火加減を見に行ってきます!

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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