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人生相対論

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 オークランドはただいま真夏。1週間前に137年ぶりという猛暑を記録しました。

なんと、
日中の最高気温 32.4℃
そして、
夜間の最高気温 22℃

 日本の夏に比べたらへなちょこな温度ですが、最高28度あたりが普通の夏を過ごしていると、これがこたえるのです。
 と思っていたら、翌日には25度を切る涼しさとなり、なんだかもっと暑さを楽しんでおけばよかった、と残念な気も。
 変動が激しいと言えば、ニュージーランドドルもものすごい動きをしています。1年ほど前には1ドル100円というドル高となり、どうなることかと思っていたら、あれよあれよという間に下がり、とうとう1ドル50円を切ってしまいました。
 米ドルの動きがのんびりに思えるほど、激しい変化。なにしろ価値が半分ですから。NZドルは流通量が少ないため、ちょっとしたことで大きく変動してしまうのです。
 円高ドル安ということで、私が日本円でもらう翻訳料は、NZドルに両替するといままでの倍に! 翻訳料の単価をアップしてもらうなんて、このご時世に難しいはずなのに、なにもしていなくても勝手にこれまでの倍になってしまうのです。反対に、円安になれば、あっという間にこれまでの収入の半分、ということも起きてしまいますが。
 日本で翻訳料をもらって、そのまま日本で使っていれば、為替なんて考えずに、自分の単価を絶対的なものとしてとらえているはずですが、こうやってちょっと見方を変えれば、絶対的に思っていた価値観がころっと変わるものなのです。
 そして、私はしみじみと思うのです。世の中は、絶対的ではないなあ、相対的だなあ、と。
 だから、ほかの人と比べてうらやましがったり、「あのころはいい時代だった」なんて考えたりしないで、今をありのままに受け止めるようにしていきたいと思います。
 しかし、これがなかなか難しい。たとえば、ドル安のせいで、輸入品が高い今日このごろ(NZドルは、日本円だけでなく、米ドル、ユーロ、ポンドなどに対してことごとく安くなっている)。ガソリンも、ちょっと一息ついたと思ったのに、またじりじりと値上がり。日本製品にいたっては、マヨネーズがいつのまにか1キロ20ドル(感覚的には日本円で2000円ぐらいの感じ)になって、くらくらします。お米もいつもは輸入品のオーガニック米を使っているのですが、品切れ。業者さんに理由を聞いたら、急騰してしまった値段で売れるか輸入元が不安になって、輸入を止めてしまったとのこと。
 ということで、相対的なものの最たるものである為替にあれこれと振り回される生活が続くのでした。
 
 

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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