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Daylight Saving Time

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 今週からDaylight Saving Time、日本でいうサマータイムになり、時計が1時間早くなりました。日本との時差は3時間から4時間になっています。
 日曜日の朝、目覚めたら、家中の時計を1時間早めます。とはいえ、私が起きるころには早起きの夫がほとんど済ませてくれているうえに、PCは自動的に切り替わっているので、あまり手間ではないのですが。
 体調が狂ったりしないかと思われるかもしれませんが、たかが1時間ですし、初日が日曜日なのであまり問題ないようです。
 それよりも、太陽が長い間楽しめるということで、なんだかみんな、うきうきしています。これからは、夜7時になっても明るいので、つい、夕食の準備を忘れてしまうのを気をつけないといけません(こんなの私だけかしら?)
 日本でもサマータイムが提言されたことがあったようですが、私からすると、日本で導入してもあまりメリットはないのでは、と思います。
 なにしろ、Daylight Saving Timeの最大のメリットは、太陽を楽しむことです。日本のように、夜遅くまで残業するのが「普通」の国では、手間だけが増えて、このメリットを享受できる人は少ないのではないでしょうか。NZのように、天気がいい金曜日には3時ごろから帰宅ラッシュで渋滞するような柔軟性がないと、このDaylight Saving Timeを生かすことはできません。
 ヨットハーバー沿いの職場に勤める知り合いが「先週の金曜日は、11時から職場のみんなでランチをクルージングで取ることになったんだけど、仕事が残っていたから片づけて、12時に合流したよー」と言ってました。そのあとはもう仕事にならなくて、そのまま4:30に帰ったそうですが、「ひどい渋滞に巻き込まれてしまった」と言っていました。
 ちなみに彼の職場は海軍(現場ではなく、事務職ですが)。日本では、金曜日の昼間から職場をあげて仕事放棄、ましてや公務員が平日昼間からクルージングなんて考えられないことでしょう。
 確かに、先週の金曜日は非常にいい天気で、さわやかでした。だから、NZの職場のあちこちで同じようなことが発生したはずです。そして、こういう働き方でないと、Daylight Saving Timeの恩恵を被ることはできないのです(きっぱり)。
 それに、日本の夏の昼間って蒸し暑くて、外で活動するのも大変ではないでしょうか? いっそのこと、涼しい早朝に出勤して、午後には仕事を終わらせてしまう、というふうにしたら、特に工事現場なんかはいいかもしれません。
 以前、ドイツに駐在している日本人と話した時、「ドイツでは天気がいいと、早く仕事を終わらせるために、朝4時とか、5時に来て働き始めるので、あまり度が過ぎると、早く来すぎないように注意しなければならない」と言っていました。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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