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もうすぐクリスマス

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 日本にいる知り合いからよく、「夏のクリスマスってどう?」「サンタさんはサーフィンに乗ってやってくるの?」などと聞かれます。水着姿のサンタさんもいるでしょうが、基本的にはサンタさんは見なれた格好で、やっぱりトナカイのソリでやってきます。体験してみると、夏のクリスマスはそんなに違和感がないものという気がします。
 ただクリスマスの位置付けは日本とまったく違います。日本ではクリスマスといえば恋人たちのための日、という観がありますが、こちらでは家族が集う日でなので、どちらかというと、お正月と似ています。
 12月24日のスーパーやショッピングセンターは、最後の買い出しの人々で大晦日のようなにぎわいを見せ、25日当日はぱったりと人の行き来がとだえ、静かになります。クリスマス料理が、七面鳥、クリスマスプティング、骨付きハムと、ある程度決まっているのも、おせちに似ています。ただし、NZ人が大好きなBBQも、もちろんクリスマスシーズンの定番です。
 今年もイブの日の夜寝る前には、我が家ではクッキーとミルクを置いておきます。すると、プレゼントを持ってきてくれた時にサンタさんがちょっとかじっていきます(忙しくて全部食べる時間はないということらしい)。ついでにニンジンと水を置いておくと、トナカイさんも喜びます。
 今年で10歳の娘は、いまだにサンタさんを信じています(または、プレゼントが減ると困るので信じこもうとしている?)。神妙な顔で準備をする娘との幸せのひとときと、娘が寝た後のサンタさんが来た証拠作りの時間は、サンタさんが私に贈ってくれる最高のプレゼントだと思っています。

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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