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あぁ、貧乏性

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 お仕事の依頼をいただけるときというのは、不思議とタイミングが重なることが多い気がします。そして、年度末の駆け込み需要というのもあるのでしょうか…3月末発生の依頼は非常に多く、大変ありがたいことながらも、ひーふー言いながらどうにかこうにか納期までに間に合わせている日々でした。そこへやってきた4月1日。ちょうどすべての依頼の納品が一段落して、朝からのんびりムード全開でした。普段ヒマにならないのにたまにヒマになるとそのヒマを持て余してしまうもので…色々とやっておきたいことは数多くあるのに、どれにするか、選びきれなくなってしまったりします。4月1日の私も正にそう。前々からやろうと思っていた部分のそうじをするか、純粋に楽しみで訳してみたいと思っていた例の本の翻訳をするか…などと、午前中のうちは鼻歌でも歌いそうなほどでした。でも段々時間が経つにつれて、「こんなに何も依頼の連絡すらない日なんてあっただろうか」 「ひょっとして、これまでに納品したものの内どれかが何か問題アリで、そのせいで私への依頼数が来なくなったのでは?」などと、不安にかられて矢も盾も止まらなくなってしまいました。そうなるともう心配で心配で、最近納品した訳文を再度見直したりしましたが、特に問題はなさそうでした。本当ならせっかくぽっかり空いた仕事のない日、のんびり過ごしたりして有意義に過ごせばよいのに、そこが自分でも非常に貧乏性だなぁ、と思うわけです。そして結局、翌日には依頼の電話が何件も入りました。今にして思えば、新しい年度の初日には、企業も翻訳の依頼はちょっと手控えていたのかもしれません。結局一日でかなり心配をしてしまった私は、翌日にはすっかりぐったりしてしまいました。もう少しどっかり構えるくらいの余裕が必要そうです。

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記事を書いた人

パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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