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再びPCに振り回されるの巻

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 ああああーーー。またしてもメインのPCの調子が悪い。はっきり言って、仕事にとても支障を来たしている。何の前触れもなく突然再起動したり、起動している途中なのにもう一回勝手に再起動したり。立ち上げる際には必ずディスクのチェックを勧められたり。んーーー、過去にも何度かこういうこと、あったなー。で、いつも修理に出すけど、そこから先、完全に快調に稼動するには至らなかった記憶が…。もう寿命なんだろうか。日々酷使しているし、もう買ってからかれこれ4年弱になる。もう一回修理に出してもいいけど、サブのPCははっきり言って使い勝手が悪い。おまけに一番気になるのが、ダウンロードして購入しているソフト類。TRADOSまでもがダウンロードで買っていることを考えると、PCを買い換えるのにはかなり躊躇してしまう。
 それにしても、一体いつからこんなにPCに支配されるようになってしまったのか。私が初めて社会人になったウン年前は、まだOASYS全盛期だった。ほどなくしてPCがOASYSに取って代わるようになったけれど、結局私がその会社にいる間に「一人に外につながるメールアドレス一つ」までは至らなかった。インターネット接続は言わずもがなで、部署に一台だけインターネットに接続できるPCが「共有機」として設置されていて、インターネットを使用するにはそのPCを使うべく、わざわざ出向かなくてはならなかった。オジさま方の奥様方は普通に会社の電話に電話して用件を伝えていたし、連絡はすべてレターをコピーして回覧していた。それが、あれよあれよと言う間に誰もがメールアドレスを持ち、個人的な会話は携帯で済ませ、調べものはインターネットでするようになってしまった。もっとも、インターネットでの調査が可能だからこそ、私などは翻訳業が務まるとも言える。図書館で調べ出した知識や、自前の知識のみで翻訳をこなさなくてはならなかった時代の翻訳者に追いつくには、まだまだ力量が足りないのがはっきり分かる。だからこそ、PCの恩恵に有難みを感じこそすれ、文句を言ってはいけないのだけれど…。でもPCの調子一つで、ここまで効率が悪くなると、考えてしまう。PCの調子が悪くても自分の能力如何で仕事をこなせなくては、真の力量とは言えない、と。現実にはそうは言っても絶対に必要なPCではあるけれど、少しでも、自前でカバーできるように備えなくては。あぁ、悩ましい。

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記事を書いた人

パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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