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NY Fashion Week

昼顔

通訳・翻訳者リレーブログ

今週は特段、ブログ記事になりそうなネタもないこともあり、苦し紛れに先週あたりから開催されているNY Fashion Week(通称はニューヨーク・コレクション)に書くことにします。

アメリカでは景気低迷のためにこの類の業界は苦戦していると思いきや、たまたま別件で会場の一つのBryant Parkに赴いたところ、予想外に人が多くて驚いてしまいました。セレブやモデルの出待ちをするカメラマンや見物客で大賑わい。確かによく考えたら、日本のファッション雑誌などでもコレクションに参加するモデルやエディターの私服ファッションで特集を軽く組めるからこの賑わいも納得です。

モデルは写真にもあるように一目瞭然です。人間の進化を目の当たりにしたような体型ですね。まず頭身が違うもの。

そしてエディターも違う意味、一目瞭然です。黒が主流のNYにおいて、街に鮮やかな色合いを添えてくれています。

実は、ネイリストの友人が今、NYで一番注目されているデザイナーであるJason Wuのコレクションでネイルを担当したのですが、舞台裏は壮絶な戦場のようだったとのことです。Jason Wuといえば、ミシェル・オバマ大統領夫人が大統領就任式の舞踏会で着用したドレスをデザインしたことで有名になりましたが、彼自身は舞台裏でも気さくでリラックスして臨んでいたそうです。その友人も格が違うとはこういうことだと納得していました。

その楽屋ですが、もちろん憧れのコレクションですから、誰もが自分を売り込むことに余念がないとのこと。ネイリストの場合、モデルが椅子に座ってヘアやメイクをするのと同じタイミングでネイル作業をするため、ずっと膝を地面につけるか、中腰でのかしずいた姿勢で翌日などは筋肉痛で起き上がれないほどだったようです。次回からは膝パッドかクッションを持参することを勧めておきました。そしてもし通訳者が必要なら是非声をかけてほしいと自分を売り込むことにも余念がない私でした。まぁ、要らないとは思いますが…。

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記事を書いた人

昼顔

外資系金融、在ジュネーブ日本政府代表部での勤務を経て、外務省職員として採用。帰国後は民間企業にてインハウス通訳者としてキャリアを積み、現在は日英仏フリーランス通訳者として活躍中。昨年秋からはNYに拠点を移す。趣味は数年前から再び始めたバレエと映画鑑賞と美味しいモノの食べ歩き。

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