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チョウとセドリック

通訳・翻訳者リレーブログ

ハリーポッターシリーズ第4作目の“ハリー・ポッターと炎のゴブレット”が近日中に公開になります。今回は初の英国人監督マイク・ニューエル氏が指揮をとりました。第3作目“ハリーポッターとアスカバンの囚人”のプロモーションではプロデューさんのデイビット・ヘイマンさんを担当しましたが、今回はハリーの初恋役のチョウ・チャン役のケイティー・ラングとホグワーツの代表選手に選ばれるセドリック役のロバート・パティンソンのインタビュー通訳を担当しました。
テレビを見たお父さんがチョウの役に娘がぴったりだと思って応募したというケイティーは、約5000人の中から選ばれたという大変ラッキーな女の子です。一度も演技の経験がなく、キャストとの対面はかなり緊張したそうですが、実際は簡単にチームの中に溶け込むことが出来、水中シーンのためのスキューバーダイビングのレッスンも、ダンスパーティーのシーンのためのダンスのレッスンも全てとても楽しい経験だったと語ってくれました。でも9ヶ月の撮影が終わり、完成した映画を何回も観て、その上プロモーション活動をしても、自分がこれほどのスケールの映画に出演したことがまだ信じられない出来事のように感じられるそうです。一方既に映画やテレビ出演経験のあるロバートは背の高いとてもハンサムな青年でした。勇敢でスポーツ万能のセドリック役を演じるために、痩せすぎだといわれた彼は、ウェイトトレーニングをしたそうです。“誠実で常に正しい行動をとり堂々学校の代表に選ばれるセドリックと自分は似ているかどうか”という質問には“見た目は似ているけど僕はそれ程人気物ではなかった”とちょっと恥ずかしそうに答えていました。素晴らしい特殊効果、CG、セットの中で衣装を着て演技するスクリーンの中の彼らは立派な俳優ですが、インタビューの合間の様子を見る限りでは、とても素直で普通のティーンエイジャーでした。又、第3作目の時の来日から約1年数ヶ月ですが、今回はとっても成長して美しく女性らしくなったエマは、ますますてきぱきとインタビューに答えていたのがとても印象的でした。レッドカーペットが初めてというケイティーのお父さんはファンの声援にこたえる娘の姿を嬉しそうにそっとそばで見守っていました。

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記事を書いた人

大学在学中に通訳デビュー。外資系企業勤務を経て、フリーランス通訳者に。会議はもちろん、音楽、舞台、映画などの分野でもひっぱりだこ。クライアントからの指名率も高い。

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