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たまにはゴルフも…

Hubbub from the Hub

通訳・翻訳者リレーブログ

いつもはサッカーに明け暮れ、週末といえば、関東のあちらこちらの競技場でボールを追いかける日々。ワールドカップともなれば、毎朝眠い目をこすりながら仕事へ向かい、「単語帳を作りながら試合観戦」のはずが「試合を見ながら単語帳作り」となり、果ては「ハーフタイムに単語帳作り」となってしまう始末。しかしここ2週間ほどは、サッカーではなく、ゴルフに関する仕事が何件か入っています。

全英オープンや、Amateur Championshipが開催されるこの季節。今までは、それらに関する仕事を頂くことは全くなく、ゴルフに関するお仕事をしたことは1度もありませんでした。しかし今年は、映像翻訳や字幕作りの依頼がまとめて入ってきます。何やら、今回の全英オープンの開催地が、Hoylakeというゴルフの歴史では重要な位置を占める場所とか。昔のビデオから、前回の大会の様子、そしてゴルファーのインタビューまで、様々な素材が届きます。

しかしその中には難関がいくつもあります。まずは、もちろんゴルフの知識。ずっと昔、父親に連れられて「打ちっぱなし練習場」でボールを打ち続けたことくらいしか、ゴルフに触れた機会はありません。パー、バーディー、フェアウェイくらいの用語はわかりますが、コースの傾斜や設計の話となると、頭の中に「???」が入り乱れます。

選手の名前も難しいところ。まだ日本では、ゴルフの情報が少ないのが現実です。ジダン、ベッカムならサッカーファンで無くても聞いたことがあるでしょう。しかしJohn Ball、Mikko Ilonenなど、なかなか耳にしたことのある人は少ないはず。映像翻訳自体より、人名の検索に相当の時間を費やしました。

アクセントの問題もあります。私は比較的きついアクセントにもついていけるのですが(ちなみに、一番得意なのはフランス人のアクセント)、スコットランドやアイルランドで街頭インタビューを行ったときの英語は、解読が非常に難しい…… なかなか苦労します。

とはいえ、新しい分野を開拓するのはいつでも楽しいもの。まだまだ「ゴルフは詳しいです」と言える状況では全くありませんが、新たな雑学知識が身に付いたようです。

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Hubbub from the Hub

幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。

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