INTERPRETATION

第21回 Whipped

木内裕也

Bazinga!

 Whipと言えば、鞭のこと。あまり日常生活でよく使う単語ではありませんが、学校で学んだ単語として知っている人も多いのではないでしょうか。もしくは、Whipped creamはケーキを作ったりするときに使いますから、動詞としてWhipを使うことはありますね。もちろん、アメリカ史を勉強しているときには、奴隷制度の関連でWhipが出てくることがあります。鞭で打つことをWhipと言います。

 しかし、例えば友達の恋愛状況を話す上で、He is whippedと聞いたら、それはもちろん彼氏が彼女に鞭で打たれているわけではありません。「尻にしかれている」というのを、Whipの動詞を使って表現します。新しい彼女ができて喜んでいるものの、彼女と時間を過ごしてばかりで他の友達と遊びに言ったりしていないとき、他の友人が他の友人がYou’re so whipped.と言ったりします。「言いなりになる」という感じです。

 似た表現として、Apple of eyeと言うのがあります。例えば、He is the apple of my eye.とおばあさんが孫について言うのを聞いたことがあります。これは、目に入れても痛くもない、という日本語に相当する表現で、本当に可愛がっている様子を示します。

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木内裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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