INTERPRETATION

第135回 数字に強くなるために その7 「0の読み方 続編」

グリーン裕美

ビジネス翻訳・通訳で役立つ表現を学ぼう!

皆さん、こんにちは。

ここ数カ月「数字に強くなるために」と題して通訳現場で数字が出た際になるべくスムーズに訳すための秘訣をお伝えしています。今週も引き続き「0の読み方」を取り上げます。

英語での0の読み方を前回4通り紹介しましたが、覚えていらっしゃいますか? お忘れの方はまず第134回をお読みください。

4通り、つまり通常のzeroに加えて、oh(オー)やnil、noughtという言い方もありましたね。

では次の文を声に出して読んでみてください。和訳も付けると良いです(録音して自分の回答を後でチェックすると更によし)。

1. 3.14+0.2=3.34

2. There is a 0% chance of rain.

3. The temperature is -20⁰C.

4. You can reach me at 01379 813 088.

5. The score was 4-0.

では、どう発音すればいいのか数字を言葉にして紹介します。

1. 3.14+0.2=3.34

Three point one four plus nought point two makes three point three four.

0.2は、zeroやnoughtを省略してpoint twoだけでもOK.

(日本語が母語でない方のために、日本語の読み方も書いておきます。→「さんてんいちよん たす れいてんに は さんてんさんよん」)

2. There is a 0% chance of rain.

There is a zero percent chance of rain.

(降水確率は0%です)

注:こういうときの “a”、忘れないように!

3. The temperature is -20⁰C.

The temperature is twenty degrees below zero.

(気温は零下20度です)

-20⁰Cはminus twenty degreesでもいいですが、below zeroとも表せます。日本語で「マイナス20度」とも「零下20度」とも言えるのと似ていますね。Fahrenheit(華氏)かCelsius(摂氏)かを訳出しする必要がある場面ならminus twenty degrees C (fullで言うならCelsius)。degreesを省略して単にminus twentyもよく聞きます。意外なのは、below zeroのzeroを省略して単にbelowというのもありということ。つまり、The temperature is twenty degrees below.

注:米語を習っている人はtwentyを「トゥウェニー」と二つ目のtを省略して発音する傾向があります(私も一昔前まではそうでした ;^^)。でも、そういう発音はイギリス・国際的な場では低レベルとみられる傾向があるので気を付けましょう。

4. You can reach me at 01379 813 088.

You can reach me at oh one three seven nine, eight one three, oh double eight.

(私の電話番号は01379 813 088です)

注:イギリスの電話番号は最初の5桁が市外局番でその後3桁ずつ切って読みます。

You can reach me…は人に電話番号を伝えるときに使われる表現です。

ここでは0をohと発音すること以外に、88のように同じ番号が二つつながっているときはdouble eightのようにdoubleが使われることが多いのが注意点です。888のように3つ続くとtriple eight。これは私自身、渡英後に何度も混乱しながら学んだ表現法です。

5. The score was 4-0.

The score was four nil.

(得点は4対0でした)

いかがでしたか? 簡単そうで意外に難しかったのではないでしょうか。前回も書きましたが、自分が話すときはzeroで通したとしても、英語を聞くときにoh/nil/noughtという言い方も理解できることが大切です(おまけにdouble, tripleも)。理解ができるようになれば、今度は使えるようになると更にいいですね。

ところで今度の週末は、いよいよロイヤル・ウェディングです(関連記事はこちら)! ルイ王子誕生に続く、イギリスからのおめでたいニュースをお楽しみに。

2018年5月14日

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記事を書いた人

グリーン裕美

結婚を機に1997年渡英して以来、フリーランス翻訳・通訳として活躍。
ロンドン・メトロポリタン大学大学院通訳修士課程非常勤講師。
元バース大学大学院翻訳通訳修士課程非常勤講師。
英国翻訳通訳協会(ITI)正会員(会議通訳・ビジネス通訳・翻訳)。
グリンズ・アカデミー運営。二児の母。
国際会議、法廷、ビジネス会議、放送通訳(BBC News Japanの動画ニュース)などの通訳以外に、 翻訳では、ビジネスマネジメント論を説いたロングセラー『ゴールは偶然の産物ではない』、『GMの言い分』、『市場原理主義の害毒』などの出版翻訳も手がけている。 また『ロングマン英和辞典』『コウビルト英英和辞典』『Oxford Essential Dictionary』など数々の辞書編纂・翻訳、教材制作の経験もあり。
向上心の高い人々に出会い、共に学び、互いに刺激しあうことに大きな喜びを感じる。 グローバル社会の発展とは何かを考え、それに貢献できるように努めている。

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