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Heroic Garden Festival 2015

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 ニュージーランドは人口が400万人ほどの小さな国にも関わらず、ガーデニング関係の雑誌が私の知っているだけでも3種類、ファームやオーガニック専門誌、さらにはオーストラリアやイギリスの輸入雑誌も含めたら、10種類以上そろっています。それだけ園芸愛好者が多いのだなあ、と思います。

 2月中旬に、私が定期購読している月刊誌「New Zealand Gardener」主催のオープンガーデンに行ってきました。このイベントは、オークランド中の様々なタイプの庭を一般公開するイベントです。土日2日間通しのチケットが一人50ドル、ガーデン1つなら10ドルで、収益金はホスピスに寄付されるそうです。

 私と夫は、New Zealand Gardenerのエディターで、テレビ番組にも出演するほどの人気ガーデナーのリンダさんの家の庭を見に行くことにしました。オークランドから車で50分ほどの郊外のファーム地帯の中にあるガーデンで、駐車場は道路を挟んで向かい側の牧場でした(こちらでは、芝生の上にどんどん駐車します)。遠方にも関わらず、車が何十台も止まっていて、バスまで来ていました。

 それではリンダさんの広大なお庭のほんの一部をご紹介。

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こういう小道に惹かれる私。

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果樹エリアのプラムがたわわに実って重そう。

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白い小石が敷き詰められた広々とした敷地の各プロットにそれぞれ、色とりどりの花や野菜が植えられています。

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これは、ニュージーランドの人々が大好きなMonarch Butterflyのコーナー。上から幼虫、さなぎ(分かりにくいですが、中央にぶらさがっている緑色の物体)、そしてさなぎから出たばかりの成虫。うっそうと茂っているのは、幼虫のえさとなるSwan Plantで、彩りにスイートピーも一緒に植わっています。Monarch Butterflyを呼ぶために、このSwan Plantをわざわざ植えている家庭もたくさんあります。我が家の近所でも植えているらしく、庭に今夏は特にたくさん、Monarch Butterflyがひらひらと飛んできています。

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中央の花柄のワンピースを着ているのがリンダさん。
あれこれと質問に答えていました。

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これは帰ってきてからの写真。リンダさんの所でいろいろと苗を売っていた中から、ホスタを購入。
ステンドグラスという品種で、花にいい香りがします。夫が駐車場までこのポットを抱えていたら、すれ違った人に「いいホスタね!」と声を掛けられていました。どこに植えようかな。

2月といえばニュージーランドは真夏。それでもリンダさんのお庭はへたっている植物は見られず、雑草もほとんど生えておらず、完璧な状態が保たれていました。もちろん一

人で管理できるはずはない規模なので、かなりの人手が入っていると思いますが、気持ちのいいお庭でした。ただ、今回はあまりにもスケールが大きくて、感心するば

かりだったので、次回の機会があれば、街中のお庭を何軒か回ってみたいな、と思いました。

オークランドは昼間はまだ暑くて、セミがジージー鳴いていますが、朝晩はひんやりしてきました。ガーデナーの一人として(下手の横好き!)、春に咲く球根選びにあれこれ思いを巡らせる時期です。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

END