INTERPRETATION

第192回 「力強い演説」

柴原早苗

すぐ使える英語表現

red-meat speech (力強い演説)

The candidate made a red-meat speech to please the audience. (候補者は聴衆を喜ばせるため、力強い演説をしました。)

英語で「力強い演説」をred-meat speechと言います。red-meat speechは聴衆が喜んで飛びつくような演説のことを指します。
red-meatは「赤肉」のことで、肉食動物の好物です。ちなみにwhite meatは「白身の肉」のことで、鶏の胸肉などを指します。一方、dark meatは鶏や七面鳥などのもも肉です。

ところで以前、放送通訳のシフトに入った際、担当したニュースの中で「トランプ大統領がred-meatを投げた」といった文脈の英語表現に遭遇しました。「赤肉を投げる」とは一体どのようなことなのかその時は不明だったのですが、辞書を引いてようやくわかった次第です。要は支持者たちを喜ばせるような演説をしたということだったのですね。

ところで「(スープなどに)肉のたくさん入った」を英語でmeatyと言います。形容詞で活用します。meaty/meatier/meatiestです。知りませんでした!他にも意味があり、「記事などが充実した」「肉付きの良い」「配役などがやりがいのある」といった語義も辞書には出ています。

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記事を書いた人

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

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